人の名前は覚えなければいけない訳がここにあります。 | やんしんブログ(数学教師@NZ)

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計算と英語が苦手だったのに、今は英語で数学を教える数学教師。
奥さんはNZ人。
波乱万丈な人生の記録始めました。
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僕は、過去にやっていた職業柄、日本人の名前を覚えるのは結構得意なのですが、英語の名前が逆に覚えられなくて困っていました。

最近はやっと慣れてきましたが、それでも覚えるのは大変です。

特に、学校だと、いろんな人種がいて、いろんな名前があるので、日本より確実に覚えるのは難しく、苦戦することが多いです滝汗

ここで、僕がニュージーランドに移り住み始めた頃の、名前をちゃんと覚えなきゃダメだって思いはじめた時のエピソードを紹介します。

僕は昔、NZの地元のサッカーチームに所属してサッカーをしていました。
まぁ、僕が所属していたリーグは、サッカーの後のビールを楽しみにやっているリーグなので、たいして強いチームではないのですが、僕は友達づくりをするために所属していたので、その当時の僕にはピッタリのチームでした。

ただ、このチーム…


厄介なことが1つあるんです。



チームには19人いるのですが、

スティーブが3人とデーブが2人もいるんです。

しかもその5人はみんなチームの中心人物。

スティーブの中の一人は、いつも僕を気遣ってくれて、必ず声をかけてくれた。

僕の名前も外国人に取っては発音が難しいようですが、彼はすぐに覚えてくれました。

凄く親切なんです。

で、練習を数回重ね、初めての試合を迎えました。

そこで、僕は全然仲間の名前を覚えていなかったので、試合場に嫁と娘を連れて行き、みんなと自己紹介をさせながら、みんなの名前を再確認しようという作戦を立てました。

そしたら、驚愕の事実が!


カウだと思っていたやつはカール

ケリーだと思っていたやつはジェリー

ジェイソンだと思っていたやつが今度はなんと…トムだった。

ジェイソンとトムは似ても似つかない。
重傷ですよチーン

で、名前が分からないから、その試合の次の練習では
「名前を呼んでからパスを出す」練習をやってもらいました。

仲のいいスティーブが、俺のためを思って考案してくれた練習です。

で、名前を呼びながらパスを出す。

「スティーブ!」パス

「トム!」パス

「スティーブ!」パス

「デーブ!」パス

「スティーブ」パス


・・・スティーブが急に動きを止めた。

なにやら難しい顔をしている。

そして、そのすごく親切なスティーブは申し訳なさそうに俺に話しかけてきた。


「Ah...やんしん、前々から勘違いしてるんじゃないかなぁって思ってたけど、今確信したよ。
 

いいかい、やんしん。



俺の名前はエイドリアンだ。

えーーーーーーーーー(((( ;゜д゜)))!?
すっっっっげーーー恥ずかしい!
( >Д<;)


と、言うことで、ちゃんと名前を覚えようと決心したわけです。
そこからは、分かりづらい名前でも、失礼なぐらいしつこく聞いてでもしっかり覚えるようになりましたとさ。


世の中にスティーブってたくさんいすぎですよね(笑)
ちゃんちゃん。