日本語が聞き取れなくて焦る新米教師。 | やんしんブログ(数学教師@NZ)

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計算と英語が苦手だったのに、今は英語で数学を教える数学教師。
奥さんはNZ人。
波乱万丈な人生の記録始めました。
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ワーホリの子に「英語が全然聞き取れないんですよ〜」って言われると、この話を思い出す。

教員していたときに、日本語が聞き取れなくて、凄く焦った話滝汗

僕、生粋の日本人ですよ。

なのに聞き取れないって…。

と言うのも、東京出身の僕が教師になったのは香川県。
福島で10歳まで育ったので、東北弁はある程度は理解できるけど、その当時の僕には香川弁は厳しかった。

僕が配属になったのは2月の終わり。
3月には卒業式があり、その準備に取り掛かっていたとき、学年主任の先生に「先生、悪いんやけど、B室に行ってガムテープ取ってきてくれへん?」
って頼まれました。

僕は、働き始めたばかりで、右も左もわからなかったので、なにか役に立てることがあって嬉しかった。
役に立ってないと認識すると、僕、鬱っぽくなってしまうタイプなので、それを察してもらったんだと思う。
その学年主任、超仕事できる人だったし、気も使える人だったから。

その気持ちも嬉しかったし、何としてでも役に立ちたいと思い「B室」にダッシュで向かうプンプン

とにかく作業をしていた体育館を飛び出し考える。

「……B室ってとこだ?真顔

いくら働き始めたばかりだからとはいえ、もう一ヶ月近く仕事していてわからないなんて言えない。

よし。人に聞くより、まずは自分で考えようニヤリ

まず、多目的教室Aという教室が職員室の近くに存在しているのを知っていたので、その隣じゃないかと思い多目的教室に向かう。

しかし、その隣にはB室は存在しなかった。

学校に勤めている人はわかると思うが、同じ系統の部屋が1階、2階、3 階の同じような場所に配置されることが学校にはよくある。
つまり、多目的室Aが2階にあるので、Bが1階、もしくは3階にある事が予想できたので、ダッシュで階段を駆け下りそして駆け上がった。


しかし、B室が見あたらない…ガーン

だんだん大きくなる焦りを感じながら、今度は学校の校舎の地図を見る。
しかし、どこにもそのような部屋は見つからない…。

『このままでは、教室も探せない、ガムテープも持ってこれない、俺はそんな使えない人間になってしまう…チーン

と、半ばイライラしながら職員室に助けを求めに行く。

「すみません、B室ってどこですか?」


と聞いたら、他の先生も「そんなんしらんなぁ〜。」って不思議そうに答えた。

他の先生でわからないのであれば、僕がわかるはずはない。

諦めて体育館に戻り、学年主任の先生に聞く。

「すみません、ガムテープを取りにB室に行こうと思ったのですが、B室が見つからなくて…。」

そしたら主任が優しく
「すまんかった。ワシの発音がわるかったんやな、美術室って言ったつもりだったんや。」と…。

その土地に慣れていないと、ネイティブスピーカーでも、聞き取れないんですよね。
大体問題なくなるまでに3ヶ月かかったと、日記には書いてあります。

なので、ワーホリや留学で英語圏にいる人、すぐに英語が聞き取れなくても諦めずに粘りましょう!
3ヶ月後にはきっと少なくとも耳が慣れ、聞き取れるようになるかもしれませんよウインク