さて、心境の変化をもう少し見ていきます・・・
現実逃避が進むと、次に現れるのが、責任の放棄です。
そもそも、こうなってしまったのは何が原因なのか、それを探そうとします。
原因を探れば、その対処法があるはずです。
でも、出てくる答えは、お小遣いが少ない、給料が少ない、会社が悪い、そもそも世の中が不景気のせいだ、政府が悪いといった理由ばかりです。
つまり、責任をすべて他のものに転嫁してしまうのです。
本当はすべて自分の責任なのに、それを他のものに転嫁しようとします。
すべてが自分の責任だとは認めたくないのです。
なぜなら、認めることは、自分を否定することになります。
自分が弱いと認めることになります。
自分の男としての、夫としての、そして父親としてのプライドが、それこそ根こそぎ引っこ抜かれるようなものです(苦笑)
だから、認めたくないのです。
だからこそ、自分に借金があるなんて口が裂けても言えません。
だからこそ、絶対に隠密に、そして穏便に処理したいのです。
そして、この事実を墓場まで持っていこう・・・なんてことも思ってしまうのです(苦笑)
また、責任を他に転嫁するには、もう一つ理由があります。
それは、恐怖からくるものです。
責任を自分で認めるということは、家族に私の最も愚かな秘密を打ち明けることです。
でも、それをするということは、家族を失うということだろうと考えていました。
だって、最も信頼していた旦那が、10年以上も奥さんを騙して、借金を作って遊びまくっていたのです。
そりゃ、呆れるでしょ?
もう、結構、さあさあ、ここから出てってくださいねって三行半を突きつけられるはずですよね?
ノストラダムスの大予言というものをご存知でしょうか?
1999年の7月、空から恐怖の大王がやってきて、人類を滅ぼすといったものが世間を賑わせていました。
今でも覚えていますが、私はその予言を信じていました(苦笑)
というよりも信じたかった、いや現実に起こって欲しいと願っていたのです。
今考えると、なんとも不謹慎なことを考えていました・・・
でも、それが本心です、本音です。
私がそんなことを信じているとは、他人には口が裂けても言えません。
バカにされるのが落ちですから(笑)
人類が滅亡すれば、私も同じように死にます。
つまり、借金なんてなくなります。
たとえ、人類が滅亡しなくても、何か大規模なシステムエラーが起こって、私の借金が帳消しにさえならないか、なんて本気で願っていたのです。
でも、結局何も起こりませんでした。
そのときの私の落胆振りなど、皆さんは想像もつきませんよね(笑)
すべては自分がまいた種なのです。
それが自分の甘さだと言われればそうなのかもしれません。
でも、私はどこか孤独を感じていました。
まあ、マスオさんという状況がそうさせたのかもしれません。
ましてや、地元を離れ、仲の良かった友達も、周りにはいませんでしたから・・・
誰に相談することも、頼ることもできず、そこに自分の居場所を求めてしまったのかもしれません。
パチンコに、お金に、それを求めてしまったのでしょう。
自分の居場所が、そこしかなかったのかもしれません。
もっと違うものを見つけていれば良かったのでしょうが、当時の私には世間知らずとでも言いましょうか、極端に視野が狭かったのでしょう・・・
責任を放棄するということは、とんでもない結末を迎えてしまうという典型が私です。
でも、いつからでも、どんな状況でも、それを正すことはできます。
まずは、それに気づいてください。
そして、それを認めてください。