アリヤバル寺院の帰り道。


名所の亀石の前で、鷹がとまっていた。

観光ように躾けられ、2ドルで腕に乗せられるらしい。


もとは、この辺りで自由に飛んでいたらしい。

鳥葬にも参加していた鳥だと思う、とガイドさんが言っていた。


一瞬で目が合うと、いかにもお利口さんな顔をしていた。

鷹や禿鷹、禿鷲が鳥葬の際にどこからともなく飛んでくるらしい。

チベット仏教が大半のモンゴルでは、最近は土葬か火葬がメインだというが

まだまだ鳥葬をやっているよ、と言っていた。


土葬は土地がなくなって減ってきた、と言っていたが、

日本で暮らす私と、人口密度最下位のモンゴル人との間では、

土地がないという感覚が根本的に違う気がした。


車の中で美味しいクッキーをもらった。ナッツが入っていた。





少し走ると亀岩についた。



予想以上に大きい。

この後のチベット仏教寺院では亀石の上に石碑があるものに出会ったから、

亀は縁起のいいものなんだろう。

ちなみに、逆側から見ると一切カメには見えない。


テレルジ公園を走る。




平気でラクダが横切っていく。


一旦宿に帰る。

少し雨が降ったのでゆっくりしていたら、

なんとなく「ニジ!」という声が聞こえた気がして

慌ててゲルを出ると、本当に虹が出ていた。


このようなことはたまーにある。

異国で見る虹は、綺麗だけどこの瞬間をちゃんと焼き付けたいのに、とちょっと感傷的になる。


ゲル周辺を散歩して、



ラクダが近くを横切る。


何が普通なんだか、わからなくなる。



そのあとは散歩をして、翌朝を迎えた。

散歩の話はまた後で。


翌日は、楽しみにしていた遊牧民のゲル訪問へ。