day30 5/14
いい天気。本当に素晴らしい。
スーホの白い馬がいた。
day30ってなんの間違い?と思いカレンダーを遡ると、
確かに30日目だった。不思議。不思議だ。
そんなに経ったの??
6時に起きて6:38に出る。
ベンチで朝ごはんを食べて6:47に歩き出す。
やれば出来る。
朝一で韓国人のハンさんに会う。
私が巡礼路だと思っていた方向と違う方へ進むので、どこへ行くの?と聞くと
「Santiago」
と言った。知っとるわ。笑
巡礼路はそっち方向なんだね、知らなかったよと言って、笑い合った。
後でねーとバイバイした。
まだ明けきらないうちに歩き出すのは久々だ。
ガリシアらしく霧がすごい。森の中を進んでいく。
最近は休憩と称してバルに入りまくっているのだが、今日はポルトマリンから8キロ街がなかった。
休憩は二時間後となり、へとへと。
立ち寄ったタベルナでハンさんに会う。
すると「トモさん!5minutes!」と言う。
風邪をひく前に会った日本人の女性の方が5分前にここを出たようだ。会えたとしたら久しぶりだったのに!
無事復活したとも伝えたい。5分前か、、、
いや、5分じゃ追いつけない。ていうか休みたい!と言うと、
ハンさんは爆笑して飯食え〜!と私をタベルナの中に押してくれた。
ご飯を食べてまた歩き出す。
暑いのでダウンもジャケットも要らない。パーカーだけで十分。
太陽が高く昇ると霧が晴れた。下の方にはまた雲海が出来ていた。
自分の天国がこういうところだったらいいな、と巡礼路で何回思ったことか。
サリアからペリグリーノが多いが、ようやく慣れてきた。
というか、早い時間に出る。これに限る。
夏のように暑いので、休憩しては進み、を繰り返す。
途中で牛。
もうすぐ牛のいる生活ともお別れか、、
距離がどんどん小さくなるにつれて感傷的になっている。でも一生歩く訳にはいかない。
Palas de reiには14:30に着いた。
ご機嫌なアルベルゲを探す。
もうすぐ巡礼が終わるなんて…😭
洗濯を終えてスーパーに買い物に行くと、外は30℃だった。
納得できるくらいの気温だ。
この間まで朝は3℃とかだったのに。全部着ても寒くて、寝袋の上にブランケット掛けてたのに、、
始まりの頃は冬、そして短い春を経て既に夏に突入している。スペインの季節は速い。
スーパーへ行くと、まりちゃん!と声をかけられた。トモさんと再会!
すごく心配してくれていた。そしてイタリアン友達も、ずっと私を探していてくれたみたい。
風邪でペースが乱れ、皆とはもう会えないだろうと思っていた。嬉しい。
皆、17日にサンティアゴへ着くという。
再会に心が温まる。ちゃんと導いてくれているのがわかるので安心する。
スペインで売っているこのヨーグルトはヨーグルト史上最高の美味しさなので、皆さんぜひ試してください。
歩いている時に思ったこと。
歩ければ着く。歩けなければ着かない。
「歩けば着く」ではない。歩ければ、着く。
風邪の経験がでっかいね。
あと少し。取りこぼさないよう。
おやすみなさい。ブエンカミーノ。