5/1 day17

朝6:00に起きて6:52に出発。
用意をしているとみんなに大丈夫か?と聞かれた。
優しい。だが大丈夫ではなかった。
良くはなっているけどねと答えた。みんなの体調も聞いてみると、それぞれ足が痛いとか鼻風邪だとか言っていた。

歩く。今日はなんだか荷物が軽く感じる。
途中の街でまたコウノトリに遭遇する。


巣もあるし、なんならグルグル飛び回っている。
もしかしたらそんなに珍しい鳥ではないのかもしれないが、なんてハピネスな街なんだろうと思いながら通過した。

今日の道は平坦だ。


助かる。
色々と考える。喉が痛いとか、鼻が出るとか。どうして喉が痛いのかとか、どうして鼻が出るのかとか。


牛マークはあったが、どこにも牛はいなかった。

途中の街で休憩をしたり、ベンチに座って呆然としたりしながら進んでいく。
とにかく喉が痛い。乾燥のせいか。
そのうち痛みは増していき、最終的には痛くて声が出なくなった。


サンティアゴまでは463キロ。
今日の目的地はあと6キロだ。

本当はもう少し先の街まで行きたいが、この次の街は18キロ先だ。既に20キロ歩いているのでそこへ向かうことは出来ない。
18キロの間には何も無いのかと、明日が思いやられる。

街に着き、宿を探す。
するといつも一緒にいるコリアンがこっちだよと手招きしてくれた。
お礼を言いたいがそのお礼すらできないくらい喉が痛い。
声が出ない。痛すぎて。

喉痛いねん!というジェスチャーと共にありがとうをして宿に向かう。

すると、昨日出会った日本人方が先に到着していた。

一緒に手続きしてアルベルゲに入る。一通り済ませて一緒に薬局へ行く。

その人は足が腫れ上がっており、サポーターを購入。私は喉に効く薬をなんとかGETした。

スーパーマーケットに寄ったが閉まっていた。別のマーケットで買い物をしてアルベルゲに帰ると、コリアン達が食べ終わったパスタをくれた。
茹でてあって冷め切っており茹ですぎのパスタ。
you are lucky!と言われたが、これをどう食べろというのか。。問題に直面した。

しょうがないので夜ご飯用に買っていたトマトなどを入れてナポリタンを作って食べた。
なんとか美味しかった。

あとは薬の効き目を望むだけだ。

アルベルゲは教会付属だったので、ブレッシングに参加して就寝予定。

と思っていたが、風邪が悪化してすぐに寝た。

ブエンカミーノ。