4/26 day12
グラニョンからトサントスを目指す。
トサントスはアルベルゲが空いていれば泊まる予定だ。その先に向かう可能性もある。
6:50。グラニョンを出る。

グラニョンのアルベルゲはドネーション制なのに、オスピタレイロが本当に優しかった。
もはやドネーション制だからなのだろうか。

街角を抜けると突然強風に見舞われる。冷たい強風だ。慌ててダウンを着込む。

着ているところでカミーノ友のジョージアに会う。
寒くない?!?!風強くない?!?!?!
と大騒ぎして笑いながらをしながら一緒に歩き出す。

ジョージアとは違うアルベルゲに泊まっていたが、どちらのアルベルゲも夜はかなり冷え込んだ。風邪をひいた人もいるらしい。その話で盛り上がる。
そして相変わらず、日本の文化とイタリアの文化を交換する。
ヒザをイタリア語で言ったり日本語で言ったり。
日本の労働時間とイタリアのを比較したり。
巻舌を練習すると、イタリアンだね!と喜んでくれた。

左足が若干痛むので、歩き始めて1時間くらいで休憩を取った。ジョージアとはここで一旦お別れ。


歩き進める。風がとにかく強い。
フードを2重に被ってなんとか凌ぐ。ジャケットの腕の部分がバタバタ音を立てる。


ベロラドという村に着く。ここのあたりでは少し大きな村だ。
グラニョンのように小さい村に滞在すると、スーパーマーケットがないので携行食を買えないのが困る。
寒いしお腹が減ったのでカフェに入る。

と、マテオがいた。ジョージアの友達で、彼もいつも一緒に行動している。
1人だったのでどうしたのかと聞くと、足を痛めたらしい。足を引きずりながら痛そうにしていた。

ご飯を食べ、マテオと雑談してトサントスを目指すことを告げる。
彼も、行けたら行くとのことだった。
30分ほどでカフェを出る。ふと足を見ると、昨日の泥で靴がどえらくきったなかった。



ベロラドからトサントスまでは1時間とちょっと。
青空の中を歩く。






13:17、トサントスに到着。
とっても小さい村だ。家が数軒しかない。
アルベルゲがまだ開いていなかったので分からずにうろちょろしていると、ここ数回同じような行程移動しているミルと再開!!めっちゃ嬉しい、、

オランダ人の19歳の女の子。大人びていて、考えを色々教えてくれる。一緒にいてとても楽しい。
同じアルベルゲに入る。


今日のアルベルゲもドネーションだ。
屋根裏のベッドルームに案内されると、なんとマットレス式。日本だ!!と嬉しくなった。
マットなのでヨガをした。太陽礼拝と、庭でメディテーション。

なんて素敵な庭なんだ、、、
メディテーションの後、横にいたジョバナとはじめましてをして話す。ブラジル人だ。
ブラジルの財政状況や少子化問題などを交換する。どの国もそれぞれ問題を抱えている。でも私達は自国が好きだよね、という意見で激しくまとまった。

ヨガが好きらしく、バラナシの動画を見せるとヒートアップした。

そして彼女が持っていた生長の家の本。
まさかこんな所で出会うなんて。


2時間ほど雑談し、夜ご飯までくつろぐ。ベンチに横になる。空が青い。



なんて気持ちいいんだ。
ここにいるのが信じられない。




8時からみんなで夜ご飯。

オスピタレイロのホセが作ってくれた。美味しい。麦のおかゆみたいな感じだ。優しい味がする。


夜9時半。ようやく日暮れだ。
洗濯物を取り込む。


寝る前、皆が行く方について行くと、屋根裏の片隅に小さな部屋があって、そこが礼拝堂となっていた。

全てが美しい。

ブエンカミーノ。