寝台列車で到着したウルムチで一泊した翌日は
またしても寝台列車でカザフスタン国境を目指す。
ウルムチ駅は大きくて荷物検査が混んでいて…
とにかく早く行くに限る駅。
ウルムチ駅に限らず、中国国内の駅はどこも荷物検査ばかり。
ちょっと進んでは荷物検査。ちょっと進んではX線検査。
ちょっと進んでは身体検査。
の繰り返し。
重い荷物を降ろしたり背負ったり。うんざりしてしまう。
何回検査すれば気が済むの…
頑張って荷物検査をくぐり抜けた先には寝台列車が。
駅にはだいぶ早く着いたけど、荷物検査とホームに入る人の列がすごくて
結果ギリギリの乗車に。
3段寝台で快適。
隣のおばちゃんがまたしても気さくで素敵な人でした。嬉しいな。
なかなか日が暮れないウイグル。
夜9時でも太陽が出ている。
カップ麺を食べて就寝。
早朝。
コルガスという街に到着。
ホルゴスともいうらしい。コロガスともいうらしい。
ここから、今日はカザフスタンのアルマトイを目指す。
実はこのウルムチ→コルガス→カザフスタンというルートは
どんなにネット上の誰かのブログやらサイトを探しても載っていなかった。
コルガスより手前の街から言っている人がほとんど。
だから何もわからないまま突入してみたわけです。
とりあえず寝台列車を降りて国境を越えるバスのあるバスステーションを目指す。
時刻は朝六時台。
もしここが国境の街じゃなくてただの民家が広がっていて、
駅前にタクシーの客引きすら居なかったらどうしよう…
ちょっとした不安を抱きつつ駅を出る。
「○△×○□〜!!」
よかった。客引きはいた。
なにを言っているかわからないが客引きはいた。
とりあえず国境に行くバスがあるところへ行きたい。
直接国境に行かれてしまうと困るため、
「カザフスタン!バス!バス!」とバスステーションを強調して運転手に伝える。
ちなみに中国→カザフ国境は国境エリアがだだっ広く、歩いての越境はできない。
だからタクシーがそのまま国境に行ってしまうと困るわけで…
目的地に着くかどうかやや気が気じゃないです、という素振りでタクシーに乗る。
幸運にもタクシー運転手さんがとっても分かってくれる人で、
相乗りしていた人たちを降ろした後に「バスね!分かってるよ!」と言わんばかりに連れて行ってくれた。
数分後、、
コルガス国際バスステーション(的なことが書いてあるはず)
全く言葉は通じなかったけど本当にありがとう運転手さん!!
バスターミナルの会場は9時半。
まだ7時くらいだったので、近くの食堂でお腹を満たす。
マントウ。日本でいう肉まん。
美味しかったし激安。
ここはカザフスタン(旧ロシア語圏で現在はカザフ語)も近いし国で言えば中国(なのかもしれない)だし、
ウイグル自治区でもあるから、お店の表記がすごい。
3ヶ国語。
混ざっている。色々。この地域は。
バスターミナルの前で待っているとカザフ貨幣の両替オジサンがわらわらとやってくる。
よかった。このバスターミナルからカザフスタンに行けることはほぼ確定した。
9時半。バスターミナル会開場。
中の窓口でチケットを買う。
目的地「アルマトイ」と伝えると、「noアルマトイ」。
ザシュケントという街までしかないとのこと。
とりあえずカザフに入りたいので購入。
ザシュケントの場所を見てみると、
だいぶ手前。
まあとにかく前に進もう。
ザシュケントからアルマトイ行きのバスか何か出ているでしょう。。
バスチケットには出発時刻が書いていない。
代わりに座席番号のようなものが書いてあるだけ。
私のチケットは1。
荷物検査のおばちゃんに「これ何時に出発するの?」と聞きに行く。
すると、
「1→48」
「1/48」
と座席番号の近くに書いてくれた。
え?!
48人集まるまで出発しないってこと?!?!
いやいやいや、、集まらんでしょう、、、、、
私1番だよ、、
絶望しつつ携帯ゲームをしながら時を待つ。
途中、乗る予定のバスが来たので荷物を預ける。
荷物を預けるのに何元か必要だったけど、
持っていたげんは全てカザフ貨幣に替えてしまった後だったので
sorry...と言って許してもらった。
あとは出発までバスの中に座っていればいいやと思ったら
暑すぎて座ってられない。
う〜〜〜
早くしてぇ…
今度はバスチケットとパスポートのリスト作成。
チケット買う時にできたでしょ、と思いつつ列に並ぶ。(笑)
バスターミナルに到着してから4時間後。
ようやく!国境へ向けてバスが出発!!
国境まではすぐ。全く情報がない中で挑んだ今回。
とりあえず今日中に入国できそうでよかった。
と思っていたら。
本当の問題はここからでした…







