【休校対応】高校入試対策:英語(長文編) | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

兵庫県の公立高校入試対策として、英語のやるべきことを書いておきます。

(過去問を前提としています。)

長くなるので、「長文編」と「文法・単語編」に分けています。

 


英語長文のカギは何といっても「スピード感」です。

速く読めれば読めただけ、問題を解く時間を長くすることが出来ます。

 

それなりの速さで読むためには、いくつかコツがあります。

入試前ということで、効果的な方法をお伝えします。

 

シチュエーション把握

質問リーディング法

単語ではなくストーリーを掴む

 

この3つを使いこなすことで、劇的に読むスピードが上がります。

 


シチュエーション把握

これは、文章を読む時に、その状況を把握する、ということです。

 

例えば、レストランで「黄色いソックスをください」という会話はありえませんよね。

レストランには、レストランに相応しい会話があります。

KUMIが英語のスピーチコンテストのために作った原稿、に政治の問題などは扱われないでしょう。

 

ある程度、どんなことが書かれているかを把握し、内容を想定して読むことで、読むスピードはぐんと上がります。

逆にどんなシチュエーションか分からずに文章を読むと、それだけで読むスピードが落ちてしまいます。

 

ですので、問題文の日本語で書かれている部分も、ヒントだと思って目を通してください。

あるいは、「注」のところに書かれている単語を見て、本文を読む前に、例えば「これは環境問題の話だな」と類推することも出来ます。

 

これだけでも、読むスピードが変わりますから、是非試してみてください。

 

 


質問リーディング法

文法編でも話をするのですが、英語では結論を先に言います。

そして、そのディテール(詳細)を後から付け加えていく、という語順になっているのです。

 

例文で見てみましょう。

I went to the park with my dog yesterday.

 

という英文は、まず「私は行きました」と「結論」から言っています。

 

日本語に訳す、となると、後ろからだ何だ、という話になるのですが、ネイティブスピーカーは当然そんなことを考えているわけではありません。

 

ここで「質問リーディング法」を使うのです。

これは、あえて、全文を日本語に訳すことをせず、頭から順番に、こちらからの質問を挟みながら読んでいく方法です。

 

私は行きました」→「どこへ?」→「公園へ」→「誰と?」→「飼い犬と」→「いつ?」→「昨日

 

「日本語に訳せ」の指示がなければ、日本語に訳す必要はなく、内容が理解できていれば良いのです。

「後ろから」日本語に訳すのは、同じ文章を2回読むという手間をかけていることになります。

極端に言えば、英語のままで理解しないということは、2倍の時間をかけているということになるのです。

これでは時間がもったいないですね。

 

「関係代名詞」や「分詞の形容詞的用法」も文法的に考えるのではなく、この読み方をすると楽に意味が取れるようになります。

 

I know the girl who is singing there.

 

私は知っている」→「誰を?」→「その少女を」→「その少女は何をしている?」→「歌っている」→「どこで?」→「あそこで

 

前から、自分から質問するつもりで読んで、英語の語順のまま内容を把握することで、長文が楽に読めるようになります。

 

 


単語ではなくストーリーを掴む

時には、難しい、覚えていない、忘れた単語が長文中に出てくることもあるでしょう。

そういう時には、迷わず「注」を見てください。

もしかすると、その単語の意味が載っているかもしれません。

 

単語の意味が分からなくても、文章を読み続けることが大事です。

ここで、最初の【シチュエーション把握】に戻るのです。

 

何についての話で、どういう内容か、が分れば、単語の意味は後から分かります。

あるいは、1つ2つの単語の意味が分からなくても、全体の「論調」が分れば良いのです。

 

これを意識するだけで、難しい単語に頭を悩まして、文章が読めなくなる、ということがなくなります。

難しい単語は読み飛ばして、「文章(ストーリー)」の理解を意識しましょう。

 

 


以上、英語の長文対策について駆け足で見てきました。

 

これらの方法は、慣れないと使いこなせないかもしれませんが、分かると一気に読むスピードが上がります。

具体的に分からないという場合は、お気軽にお問合せ頂ければと思います。

 

残された時間は限られていますが、今こそが成長のチャンス、合格への道を描くチャンスです。

時間を有効に活用して、描きたい夢を描きましょう!