【平成最後の日】「平成」とは... | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

新元号「令和」が『万葉集』からとられ、日本の古典からは初めて、という話がありましたが、これまでの元号は、いわゆる「漢籍」からとられていたわけです。

 

さて、では、「平成」はどこから来たのでしょう?

典拠とされているのは、

 『史記』「内」(内平かに外成る)
 『書経』「地」(地平かに天成る) 

です。

 

また、「昭和」は

 『書経』「百姓明、協萬邦」

から来ているそうです。

 

昔の古典教養と言えば、「漢籍」の知識は当然でした。

 

例えば夏目漱石先生も漢詩を書かれていますし、

そもそも「漱石」という号も、「漱石枕流」という『晋書』の故事から来ています。

 

また、大河にもなった西郷隆盛先生も自ら書いた漢詩の中で、

有名な「不爲兒孫買美田」(子孫の為に美田を買わず)と述べられています。

 

さて、「漢籍」の中でも、基本とされたのは「四書五経」です。

 

 四書:「論語」「大学」「中庸」「孟子
 五経:「易経」「書経」「詩経」「礼記」「春秋

 

 

なかなか、学校の勉強だけでは断片的に触れることしかありませんが、平成の終わりを受けて、勉強してみる良い機会かもしれませんね。