ラッコは、イタチ科でイタチやカワウソの仲間です。
波間に浮かぶ姿、貝をお腹の石で割る様子、幼獣をお腹に載せた可愛らしい姿、間違いなく「水族館のアイドル」の一角を担っている存在でしょう。
12月にニュースを聞いて、「おやっ?」と思いました。
(鳥羽水族館では2018年11月に1頭が亡くなり、献花台が置かれていましたが、もう1頭がいました。)
国内での赤ちゃん誕生のニュースを聞いたことがあったので、ラッコの飼育は当たり前だと思っていましたが、このニュースを聞いて調べたところ、かつて日本国内で100頭以上飼育されていたラッコも、6園館で8頭(オス3頭、メス5頭)に減ってしまったとのことです。
(須磨水族園の解説)
関西では、南紀白浜アドベンチャーワールドにもいます。
(海遊館にもラッコがいましたが、2017年に21歳で亡くなったそうです)
九州では、マリンワールド海の中道。
北陸では、のとじま水族館
東北では、マリンピア日本海
現在、ラッコは、この6園館でしか見ることが出来ません。
ラッコの輸入は出来ないようなので、ラッコを国内で見られる、
というのは、とても貴重な機会なのですね。
元の環境から日本に連れてこられること自体に違和感を感じられる方もいるかもしれませんが、
それを置いておいたとしても、元の環境下で十分な頭数がいない、という問題は変わりません。
「種の多様性」の観点からも、自然保護の観点からも、
ラッコが安心して生息できる日が来て欲しいという気がします。