【弥生vs科学】火おこし名人 | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

9/1、播磨町郷土資料館で、「火おこし名人」イベントが行われました。
https://www.town.harima.lg.jp/kyodoshiryokan/kanko/kyodoshiryokan/doki-haniwa.html
 
 
 
この道具は「舞ぎり」と言います。
ビュンビュンゴマのように、上手く力を加えると、軸を回転させ続けることが出来ます。
 
郷土資料館内部では、いつでも「舞ぎり」体験は出来るのですが、煙の出るところまで。
実際に火おこしまで出来る機会は限られています。
 
 
また、別の方法としては、「弓ぎり」という方法もあります。
さて、実際にやってみましょう。
 
それなりにスピードを出さないと、なかなか煙も出てくれません。
また、力も入れないと、摩擦による熱があまり出ないので、時間が余計にかかります。
 

 

煙は出るのですが…。
 
ここから、さらに摩擦を加え、出てきた火の粉を火種として移し、
それに息を吹きかけて火にしていく工程が必要です。

が、こういった道具を使ってもコツと忍耐力、体力が必要なので、
「手で木をこすり合わせて火をおこす」というのは、かなり難しいと思います。

残念ながら、天候(少雨)もあり、今回は着火せず、
「火おこし名人認定証」はいただけませんでした。
 
次回、晴れている時にチャレンジしたいと思います。
 
また、大中遺跡まつりでは、「ジャンボ舞ぎり」による火おこしも例年行われています。
 
(播磨町のサイトより2017年の様子)
 
これは自重があるため、摩擦が大きくなって、低スピードでも火が起こるのだと考えられます。
面白いので、機会があればぜひ足をお運びください。
2018年は11月3日に予定されています。
 
それにしても、そもそもの火の発見といい、この道具の発明といい、
先人の知恵というのは本当にすごいと思います。
 
こういった技術、発明の進歩の上に、現代の「科学」があるわけですね。
 

 

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