明治以降の文学史は、「△△主義」「○○派」という分類が出てきて、
一気にややこしくなります。
「文学(小説)」と「俳句・短歌、詩」は、
この「△△主義」を通じてつながっているのですが、
「俳句・短歌、詩」については、次回説明しますね。
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さて、「△△主義」「○○派」という分類が出てきてややこしいということは、
逆に言えば、「○○派に属するのは誰」ということを押さえれば良い
ということになります。
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そして、このポイントとなるのが、
「写実主義」
「浪漫主義」
「自然主義」
「白樺派」
です。
このそれぞれの代表的な作家を2人ずつ挙げられたら、
基本を押さえられた、ということになります。
これ以外の「△△主義」「○○派」や、誰が何を書いた、
というのは、その後で順番に覚えていきましょう。
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最初の回で言いましたが、「何のために文学史をやるのか?」の答えは、
「こんなに面白い・すごい小説が日本にはある」ということを知るためです。
ですから、機会があるなら、是非、題名を覚えた小説に実際に触れてみてください。
簡単な内容紹介を見るだけでも良いですし、その中で興味を覚えた作品をしっかり読むのも良いでしょう。
特に明治以降の作品は、「現代語訳」されてなくても十分に読むことが出来ますから、
興味を持ったら、是非、読む機会を作ってみてください。
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また、例えば「舞姫」の擬古文調とか読みにくい、という人には、
ちくま文庫さんから、井上靖先生訳の現代語訳版(原文・語注・解説付)
も出ていますので、こういうのを入口にすると良いかと思います。
- 舞姫 現代語訳 森鴎外/著 井上靖/訳
¥626
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自分にとって「面白い!」と思える作品に出会えることを祈っています。
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