Q.文学史に時間をかけたくないのですが…(3) | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
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明治以降の文学史は、「△△主義」「○○派」という分類が出てきて、

一気にややこしくなります。


「文学(小説)」と「俳句・短歌、詩」は、

この「△△主義」を通じてつながっているのですが、

「俳句・短歌、詩」については、次回説明しますね。


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さて、「△△主義」「○○派」という分類が出てきてややこしいということは、

逆に言えば、「○○派に属するのは誰」ということを押さえれば良い

ということになります。


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そして、このポイントとなるのが、

写実主義

浪漫主義

自然主義

白樺派

です。


このそれぞれの代表的な作家を2人ずつ挙げられたら、

基本を押さえられた、ということになります。


これ以外の「△△主義」「○○派」や、誰が何を書いた、

というのは、その後で順番に覚えていきましょう。



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最初の回で言いましたが、「何のために文学史をやるのか?」の答えは、
「こんなに面白い・すごい小説が日本にはある」ということを知るためです。


ですから、機会があるなら、是非、題名を覚えた小説に実際に触れてみてください。
簡単な内容紹介を見るだけでも良いですし、その中で興味を覚えた作品をしっかり読むのも良いでしょう。



特に明治以降の作品は、「現代語訳」されてなくても十分に読むことが出来ますから、
興味を持ったら、是非、読む機会を作ってみてください。


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また、例えば「舞姫」の擬古文調とか読みにくい、という人には、

ちくま文庫さんから、井上靖先生訳の現代語訳版(原文・語注・解説付)

も出ていますので、こういうのを入口にすると良いかと思います。


舞姫 現代語訳 森鴎外/著 井上靖/訳
¥626


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自分にとって「面白い!」と思える作品に出会えることを祈っています。





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