センター試験の問題は、どの教科でも、本当に良問揃いだな、と思います。
英語に関しても非常にバランスよく構成されている。
ただ、量がとても多いので、模試なんかでも、慣れていないと最後まで解けず時間切れになる場合も多いです。
そこそこ英語が得意な生徒でも、最初のうちはそうなります。
さて、多くの受験生にとって、センター英語対策のキーになってくるのは、前半の単語・文法問題です。
(リスニングについては、また別の機会にお話しします。)
というのは、長文問題は、ある程度慣れて、文章をしっかり読めれば、問題自体はそんなに難しいものではないからです。
となれば、長文にかける時間をどう確保するか。
前半の単語・文法問題に時間をかけない、が答えになります。
では、単語・文法問題はどうやったら時間をかけずに解けるか。
この時期になると、「習うより慣れろ!」です。
単語・文法問題には、ある程度のパターンがあります。
自分自身の弱点=苦手項目も、過去の間違いを見直していると見えてきます。
人間、間違うのは同じとこばかりなんですね。
だから、ひたすら解いて、自己採点して、解説を見て、単語・文法事項を確認。
最終的な目安としては、単語・文法問題には1問30秒かけない!くらいのつもりで。(もちろん、30秒以上時間がかかる問題もありますよ。)
これで、長文に時間を割くことが出来るようになります。
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私自身、こうやって今は英語を教えてますけど、受験生の時は、12月まで、センター英語の模試の平均は、200点満点中140点くらいでした。
7割、というと聞こえが良いですが、東大受験生としては、実力不足と言われても仕方ない。
これではいかんと、冬休みの間、自分の受けた模試、学校のテスト、センター過去問の、文法問題だけ集めて、ひたすらそれを解きました。
もちろん、他の教科も気にはなりますが、私にとっては、英語対策が一番重要と感じたので、かなり集中して、解いて、自己採点して、解説を見て、文法事項を確認する、これを繰り返しました。
冬休み明け早々に、直前模試があったのですが、この模試で、なんと英語は満点。
それまでの平均点からすると、いきなりの60点アップです。
それまでの積み重ねもあったとは言え、たった2週間で60点アップ、って何かの宣伝みたいでしょ(笑)
いや、正直、怖いですよ。自分でもそこまで取れると思ってなかったですから。
(まぐれかも)(今回が本番なら良いのに)とどれほど思ったことか(笑)
で、本番では、200点満点中198点。
ここで点数を取れた自信が、2次試験につながっていったことは間違いありません。
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受験生にとって、センター試験は一つ目の大きな山場。
これをしっかり乗り越えられるよう、頑張ってくださいね。

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