【高校生しのゆきの目撃証言】

店員さん『あ、あの、すみません、ここから先のプリクラコーナーは男性のみの立ち入りはお断わりしておりますので...』

ヤンキー『えー?でもカップルはOKってココに書いてあんじゃん』
店員さん『えっ、あっ...』

ヤンキー『見て分かるとーり、俺たちめちゃくちゃラブラブなんだよネー。これがカップルじゃないってんなら何に見えんの、オネーサン?』
眼鏡の子『こ、こんの大馬鹿野朗ッ!!いいから早く帰んぞッ!!アホッ!!クソボケッ!!』

ヤンキー『はァ!?何でだよッ!俺ユキちゃんと一緒に撮りたかったのにー!!』

というやり取りを見た。

(とある格闘ゲーマーの目撃証言) 



【高校生しのゆきの目撃証言】

放課後に寄った本屋を出たタイミングで、同じく家に帰る途中であろうユキと東雲が、俺の横を騒がしく走り抜けていった。

「ユキちゃんッ!?今俺のコト好きって言ったよな!?ねェッ、言ったよな!?」

「言ってねぇよバカっ!!そんな事言う訳ないだろっ!!アホっ!!大バカっ!!」

「絶対言った!!絶対言ったしッ!!俺確かにこの耳で聞いもんッ!!なぁッ、ユキちゃんッ!!」

なんていう会話はとりあえずスルーした。

(とある黒会長の目撃証言)



【社会人しのゆきの目撃証言】

コンビニでのバイト中に起こった出来事。


夜中に、黒いジャージを着たチャラそうな金髪お兄さんと、緩いニットセーターを着た真面目そうな眼鏡の赤髪お兄さんが、仲良くお酒やらつまみやらを選んでいた。

どっちもすごいイケメンだなぁー、なんて思いながらチラチラと気付かれないように眺めてたんだけど、レジでお会計する際にふと手元を見たら二人とも左の薬指に同じ指輪をしていて、バーコードリーダーでビール缶をあやうく粉砕しそうになった。

その後、一つの袋の持ち手を片方ずつ持って仲睦まじく帰って行った。

とっても目福でした、ありがとう。

(とあるバイトリーダーの目撃証言)



【高校生しのゆきの目撃証言】

ラッキーなことに、成り行きで俺と修二さんと入江の三人で近々会うことになった。


駅前にある喫茶店で落ち合う予定だったんだけど、修二さんの隣には何故か呼んだ覚えのない東雲さんがいた。(しかも何だかものすごく不機嫌そうだった。ホンット危機管理足りねェんだから...とかなんとかブツブツ言ってたりもした)

お互いの話もそこそこに、コーヒーを頼んだ修二さんがコーヒーフレッシュを開けたとき、修二さんの顔面にミルクが跳ねたので、「あ、とんだ」って呟いて思わず入江のほうを向いたら、ものすごくにやけた顔で


「う、うわ〜っ!今のなんだかとってもエロいですっ!幸村先輩っ!もう一個やってくださいっ!」


ってまあまあのボリュームで叫んで、自分のコーヒーフレッシュを勢いよく差し出したので、向かいにいた東雲さんにめちゃくちゃぶん殴られていた。

(とある梶翔太の目撃証言)





【高校生しのゆきの目撃証言】

『東雲、ほっぺに何かついてるぞ。何だその赤いの?ケチャップか...?』

「え、ケチャップ?...あー、さっきオムライス作って食べたからかなァー」

『ふんっ、全くみっともない奴だなっ』

「つーかさァ、さっきのユキちゃんの、ほっぺって言い方かわいーね」

『は、はぁっ?』

「ね、お願い、もっかい言ってみて」

『...ほっ、ぺ...?』

「あーーー、スッゲー可愛いわァーーーッ。ユキちゃん大好きーーーッ」

っていうやり取りを、堂々とアプリのビデオ通話で!
しかも俺ん家で!
もうずーーっとしてる!


もう何なんだよこのバカっプル。
バカを通り越してコエーんだけど。


つーか東雲、何しに来たんだよ。
俺ん家に遊びに来たんじゃねーのかよ。
メガネと話してェなら今すぐ帰れよなっ!


まぁ作ってくれたオムライスは美味かったけど!!

(とある相川永遠の目撃証言)



【大学生しのゆきの目撃証言】

朝の出勤時。

玄関の鍵を閉めていたら、アパートのお隣に住んでいる玄関扉も開いて、眼鏡をかけた男の子が、背の高い金髪の男の子の胸ぐらを掴んで引き寄せて、キスをしていた。

それまで「バイトに行きたくない眠ィダリィ」と散々ごねていたらしい金髪の男の子はたちまち元気になって、眼鏡の男の子は自分からキスをしたくせに真っ赤になって俯いていて、そんな二人を私は微笑ましく見守っていた。

(とあるOLの目撃証言)



【高校生しのゆきの目撃証言】

ユキと東雲も誘って(ついでだが)、天使のように可愛い永遠のために俺の家で勉強会を開くことになった。

ユキ『東雲、ちょっと(荷物を)置かしてくれ』
東雲『えッッ...!?い、いーの!?こんなトコロで...!相川や会長とかも見てんのに...!』

とかなんとか訳の分からない事をブツブツ言って、荷物を置こうとしたユキの手を、息を詰めた東雲が強く握り込んだ。

ユキ『は、はぁ?お前、何をしてるんだ?』

東雲『えッ、あッ、いや別にッ、な、なんでもない///』
ユキ『...?どうでもいいけど手、早く離せよ』
東雲『あっ、う、うん、悪ィ///』

"置かしてくれ"を"犯してくれ"と聞き間違えて勝手に勘違いしただけなのだろうが、そんな訳がないだろう。
東雲、頼むからお前だけでもしっかりしてくれ。

というかお前、宇宙一可愛い永遠の前で何を普通にユキの事を犯そうとしているんだ。
ふざけるな。

(とある黒会長の目撃証言)



【同棲しのゆきの目撃証言】

同棲し始めたという東雲と副会長サンの家に、永遠と初めて遊びにきた。

東雲お手製の夕飯が出来上がるまで、副会長サンと俺と永遠の三人で今流行りのFPSゲームをして待っていたとき。

「あ、そうだ。ユキちゃん、ティッシュの替え出しといてくんねェ?」

ってキッチンから顔を出した東雲に頼まれた副会長サンが、テレビ横にある棚を開けに行ったんだけど

「いやティッシュがあんのはそこじゃねェって。この前も場所教えたじゃん。何回言えば分かってくれんの?ユキちゃんこの家に住んでんだよネ?」

と呆れた感じで言われていて、ちょっと面白かった。

副会長サンって、意外と抜けてるトコがあるよね〜。

(とある柏木優の目撃証言)