こんばんは
ゴールデンウィークを楽しんでいらっしゃる方、私は「仕事」という方、仕事は休みだけど「家」でのんびりしているという方、
色々な過ごし方がありますね。
(仕事の方、お疲れ様です)
私は「家」でのんびりしている一人です☺️
先週の土日、姉に来てもらい、娘家族三人と私の計五人で、市内からクルマで30分程の温泉旅館に一泊して来ました。
ゴールデンウィークを「先取り」して来た、という事でも無いのですが、少し標高が高い場所にあるので、桜が見事に満開で見応えがあってラッキーでした✌️
(旅館の料理等含め、撮影はしてないです)
母が他界してから、姉が日帰りで来る事はありましたが、泊まるのは初めてで、やっと「そういう気持ち」になれたのかも知れません。
こちらに来る少し前に、高校の同級生数人と【ミニクラス会】で飲みに行って楽しかったと話してくれたのですが、実に7年ぶりの再会だったそうです。
母は、自宅で「酸素」を使っていましたから、同級生からお誘いがあっても、家を空ける事が出来なかったのだと思います。
私が、実家からクルマで二時間の所で暮らすようになって、母と姉が大好きな「果物」を買いがてら、毎年数回来るのがとても楽しみでした。
毎回、違う温泉旅館を予約して、まだ独身だった(笑)私の娘も一緒に、三世代で泊まって「親孝行」の真似事をしたつもりですが、母が喜んでくれていたかは、あまり自信がありません。
毎年、11月には🍎を買いに来て、家に帰ると「あ〜、今年のイベントみんな終わっちゃったね…、」と、さびしそうに、姉にそう話していた母。
普段、母の事は姉に任せっきりだった「駄目娘」の私は、「社員」の記事にあげた、とても素晴らしい【シャインマスカット】を作っていらっしゃるIさんの所へ、「ぶどう畑を見せてもらうツアー」(もちろん、温泉旅館一泊付きです☺️)に行ったり、専らイベント担当でした。
このツアー(笑)の時は、夕食のメインが「山〇牛のしゃぶしゃぶ」で、向かいに座る母の顔が透けて見える程、薄く綺麗に切られたお肉(しゃぶしゃぶはこうでないとね!)と、美味しいたっぷりの野菜とで、お腹がはち切れそうに😁
「出されたものは残さず食べる」と教えられて来たので頑張りましたが、食後二時間は全く動けず、みんな仲良く畳にひっくり返って【消化】を待ちました(笑)
一度、ゴールデンウィークに入ってから、こちらに来たい、と母が連絡して来て焦りましたが、「山菜」の小鉢が30品程並ぶお膳が名物の旅館を、一部屋なんとか予約出来てホッとした事も、今では懐かしい思い出です。
年齢が上がると、「山菜」って、なんであんなに美味しく感じるようになるんでしょうね、不思議です🤔
こどもの頃は【ウドの酢味噌和え】とか、苦手でした。
びっくりするような「高級旅館」には、そう度々は泊まれませんでしたが、普通の部屋を予約したのに、到着すると「今日は〇〇室が空いておりますので、どうぞそちらをお使い下さい」という事が何度もあって…。
皇族のどなたかもお泊りになったという「三間続き」の部屋に案内していただいた時は、ちょっとだけ足が震えました。
マツコ・デラックスさんの番組で「クルーズの旅」を知って、いつか母にもと思っていましたが、実現出来なかった事、今でも心残りです。
私の住む所は、温泉が有名で、母が来る度違う温泉に行きましたが、行かないでしまった所がまだまだ沢山あります。
旅行等に一緒に行く事だけが「親孝行」では、勿論無いけれど、もっと何か出来たはず、もっと母を喜ばせたかった、という気持ちは、何年経っても消えないんだなぁと、実感しています。
全て「今更」な話ではありますが…。
母の為にと、「旅番組」や「美味しいお菓子情報」にアンテナを高くしているところがあった私は、今は「テレビ」を全く見なくなりました。
本当です、嘘なんかじゃありません😁
体調をくずして、少し「気弱」になった母の所へ、たまたま送った栗菓子が美味しかったらしく、姉が「〇子(私)がもっと色んな珍しいものを探してくれるから、元気にならないとね!」と励ますと、それに応えて「本当にそうだね、ずっと元気でいられるように頑張らないと…、」
と言っていたそうです。
なんか自分の事を「母親思いの優しいヤツ」みたいに書いて来てしまいましたが、実は私、10代の頃、母と口喧嘩して、一度だけ突き飛ばしてしまった事があります。
(幸いにも、母にケガはありませんでしたが)
お恥ずかしい限りです。
どうぞ、思いっきり軽蔑して下さい。
謝ったとはいえ、決して許される事ではないです。
許してくれるまで謝りたいのに、母はもういません。
どちらかというと「ふくよか」な母でしたが、一年一年、痩せて小さくなっていく姿を見て、残りの「時間」がそう長くは無い事を分かっているつもりでいた自分の頭を、肉叩きで数発、叩いてやりたい。
それが分かっていて、私は「自分、自分」ではなかったか?
いつも「自分」の事ばかり最優先で、動いていなかったか?
母の事では「後悔」ばかりの私ですが、ひとつ嬉しい事がありましたので、長くなりましたが書かせて下さい😌
「四十九日法要」が終わって、弟達とお寺で別れ、買い物をして帰ろうとスーパーの駐車場にクルマを駐めた時、ふと見上げた空に【彩雲】が広がっていました。
初めて見た私が、慌てて姉の腕を掴んで指差すと、姉も初めて見たらしく、驚いた様子で空を見上げていました。
後で調べてみたら、そう珍しい現象では無いそうですが、それでも私達は、ありがたい気持ちでいっぱいに…。
「母は今、穏やかな気持ちで空に上っている」
科学的根拠は何も無くても、美しい【彩雲】が、そう思わせてくれたのです。
今回も、駄文をお読みいただき、ありがとうございました✨
くれぐれも「体調不良」や「接触事故」には気をつけて、無理なく楽しい時間をお過ごし下さい☺️