「木を織る」
一瞬、目を疑うが、自然の木目に木の香りのする新素材の織物「ボワゼット」が九州初登場。
屋久杉や桧、ブナなどの角材を0.1mmにスライスし和紙と合わせ0.6mmの糸に裁断することで柔らかな木の布が織り上げる。
日本古来の引箔織の手法を駆使し、木とシルクが織りなすこれぞジャパニーズテキスタイルの真髄。
ボワゼットはフランス語で木肌の意味。
神社の御守、バッグ、タペストリー、名刺入れ、ステーショナリーなど新たな可能性を秘めた逸品。先の全国植樹祭では天皇皇后両陛下がボワゼットをあしらった椅子でくつろがれたそう。
樹脂メーカーの東栄工業(東京都豊島区、齋藤義治代表)と老舗博多織元サヌイ織物(福岡市西区、讃井勝彦代表)の偶然の出会いが、小粋な全く新しい布を織り上げた。
こんな詩が浮かぶ。
♪  織りなす木の布はいつか誰かの心を和らげる。
横の糸は木 縦の糸は絹 逢うべき糸に出会えたことで人を仕合わせにするのでしょう ♪


サヌイ織物新作発表会10月6日(火)~11日(日)10:00~18:00(最終日のみ16:00まで)場所:アクロス福岡2階匠ギャラリー