ウスキキヌガサタケ | アウトドア親父の山並みを越えて

アウトドア親父の山並みを越えて

九州の山を中心にした山行記録です
時々俳句

 

ウスキキヌガサタケ

 

        ■撮影地 福岡県宗像市城山

        ■撮影日時 令和5年6月14日10:43

 

 

近くにありながら中々足が向かないのが城山(じょうやま)だ。

展望もなくコースも単調なうえに渓流や滝も無い。

過去に湯川山までの往復縦走を2回やったが、印象にのこるものは思い当たらない。

ところが地元では人気の里山で、平日でも訪れる人が絶えない。

特にこの時期は絶滅危惧種の薄黄衣笠茸が高確率で見られるとあって、県外からも登山者が訪れる。

そのため登山口は路上駐車の車が並ぶ始末である。

そんな中、平日を選んで城山を訪ねた。

勿論狙いは薄黄衣笠茸だ。

運良く登山口の駐車場を出る車と入れ替われた。

低山ながら、登山口からいきなり急角度の階段が続く。

登山道は整備されていて、所々にベンチも設置されている。

下山する登山者と次々にすれ違い、十分ほど登ったところで登山道脇に鮮やかな黄色が目に入った。

本命である。

しかも形が良い。

写真に収めて早々に車に戻る。

こんなに登山者の密度の高い山は苦手だ。

帰りに登ったホームの皿倉山は、今日も変わらず私を静かに迎えてくれた。