The food that built America ザ•フード〜アメリカ巨大食品メーカーのエピソード1より。
このドキュメンタリー番組では、アメリカを代表する巨大食品企業の歴史を、再現ドラマやナレーションで紹介しています。
今日ご紹介するのはケチャップのハインツ社です。
19世紀後半、後にケチャップを年間6億本売る大企業、ハインツ社の創業者となるヘンリー•ハインツは、事業に失敗し詐欺罪で逮捕された後も、諦めずに商品開発を進めます。
当時、クルミやセロリのケチャップはありましたが、彼はトマトケチャップを作り量産したいと思っていました。試行錯誤を重ねた結果、初めて納得する味のトマトケチャップができました。
ナレーション:
「ついにハインツは、旨味と甘みと酸味と、ピリッとした味が1つになって、何にでも合う絶妙な調和物を作り出しました。」
さて、この「旨味」、英語では何と言っているでしょう?
UMAMI
です
旨味は5つの基本味の一つで、1908年に日本人の科学者池田菊苗によって発見されました。
英語では、taste、 savory などと訳されることもありますが、日本人科学者によって発見されたこともあり、そのまま umami を使うことが多いようです。
Oxford 英英辞典にも載っています。その定義は、
a taste found in some foods
that is neither sweet, sour, bitter, nor salty
食品の中に見られる味で、甘味、酸味、
苦味または塩味以外のもの