アメリカの英語版Yahooニュースに、志村けんさんの記事がありましたので、ご紹介します。
Shimura, who attracted fans of all generations with his slapstick comedy and funny faces.....
訳してみます。
(志村さんは、あらゆる世代のファンを、ドタバタ喜劇と変顔で魅了した...)
ここでの「ドタバタ喜劇」は、悪い意味ではなく、お笑いのジャンルを示すために、この表現が使われています。
この
slapstick
とは何でしょうか?日本語には適した和訳はないようです。
英語の定義です。
a device consisting of two sticks fastened together so as to slap loudly when a clown or actor hits somebody with it, or to make a sound-effect offstage.
(2枚の木の板を重ね、片方だけをネジで締めることにより、ピシャリと音を出し、ピエロやコメディアンが誰かを叩く道具、または、舞台裏で効果音を出す。)
コメディアンが伝統的に舞台でよく使う道具だそうです。日本では、「ハリセン」が近いと思います。気になる方は、英語で検索して、画像で確認してください
「ドタバタ喜劇」または、「ドタバタギャグ」を
slapstick comedy
その分野のコメディアンを
slapstick comedian
と言います。
その記事は、「志村さんは、数年前に亡くなったアメリカのコメディアンで、俳優、監督のジェリー • ルイスの影響を受けた」と記しています。
また、日本のニュースではあまり伝えられていませんでしたが、志村さんは出身地の東村山市で、Tokyo2020の聖火ランナーを務める予定だったそうです。
お仕事の予定もたくさん入っていたようで、本当に無念だったと思います。今更ながら、新型コロナウィルスの恐ろしさを痛感します。
この記事にはいくつかのコメントが寄せられていました。日本滞在経験のある人たちからのもので、全てご冥福をお祈りする、という内容でした。ほとんどのコメントの最後に、
RIP
と書かれています。これは、
Rest in Peace
(安らかにお眠りください。)
の省略です。
今夜は、私たちをいつも笑顔にしてくれた、志村さんの死を受けて、新型コロナウィルスについて、私たちにできることは何かを、改めて考えてみたいものです。