映像翻訳者の会 "Wakka" のHPに、拙著『夢を叶える字幕翻訳者の翻訳ノート』をご紹介いただきました。
ずっと、そういうページがあるのを知らなくて、昨日 X のお知らせで知って覗いてみたら、なんと、字幕翻訳者の大御所、清水俊二さん、戸田奈津子さん、太田直子さん、などのお名前と同じページに私の名前と著書が・・・!
「おー!」と思わず声が出てしまいました。
あと紹介されていたのは、山崎剛太郎さんというフランス文学の翻訳者さん、ベテラン字幕翻訳者の落合寿和さん、私も出版の際にお世話になった三浦直子さん・・・と私を含めて7名だけでした。
出版翻訳関係の本はたくさんありますが、やはりそれだけ映像翻訳関係の本は少ないということですね。。。大御所の後ろに名を連ねさせていただけるとは、大変恐れ多いことですが、書いてよかったと思います。
今でこそ、たくさんのスクールができて目指す人たちが増えてきましたが、これまではごく少数の、映画関係の会社に所属したり、字幕翻訳者の方に弟子入りしたりという特殊なルートでないと就けない仕事というイメージがありました。
どうやって字幕を作っているのか、なかなか知ることもなかった手の届かない神秘的な感じもありました。
だから、自分が勉強してわかったことがとても面白かったし、貴重な体験でもあったので、少しずつブログで書き連ねていくことで、跡を残せてよかったと思います。
今、字幕を勉強している方や、これから字幕翻訳者を目指している方、字幕ってどうやって作っているんだろう、と思っている方たちへの情報提供の一つとして、裏話も含めて楽しく知っていただければうれしいです。
さいわい、読んでくださった方からは「これだけ書いて下さってありがたい」とか「字幕制作の現場の様子がわかって興味深かった」など、うれしい感想をいただいています。
これを機に、また少しでも読者が増えるとうれしいです♪(今日は、国会図書館と埼玉県立図書館にも納本させていただきました)
いつも私の数歩先を歩き、道を切り開いていってくださっている先輩、三浦直子さんにも改めてお礼を言いたいと思います。また最近新刊を出されたようで、作家としても活躍されています。
また、同じページにお名前が出ていた落合寿和さんは、不思議なご縁で、今まで何本か、落合さんが字幕担当された映画の特典映像の翻訳をやらせていただいたことがあります。
例えば映画『スカイ・ハイ』とかダリオ・アルジェントの『スリープレス』とか(ただ、今見たらDVDのパッケージにクレジットがないのでうろ覚えです。違ったらごめんなさい)
『スカイ・ハイ』については、今こんなレビューを見つけてしまいました♪
本編の面白さは他の方のレビューをご覧いただくとして
何よりも興味深いのが3時間を越える特典映像。
マッドマックスにも影響を与えたカーチェイス撮影のメイキングや
びっくりするほど(想像はしてたけど想像以上の)ジミー・王羽・ウォングの現地での嫌われっぷりが分かるインタビュー集ww。(Amazon.com)
うれしい~~❣ ホントに大変だったんですよ、この特典映像。。。誰かがずっとしゃべってるし、調べ物も面白いスクリプトミスもてんこ盛りでした(ウケましたね、この記事)⤵
でも、落合さんが訳された本編の字幕はとってもよかったですよ♪ 特典映像は撮影の裏話がたくさん聞けて、大変だけど観るのは楽しいですね
いやー、いい仕事だと思います! 面白かったという評価がいただけると、さらにがんばろうと思えます。みなさんもよかった映画や書籍、どんどんレビュー書いてくださいね♪ 励みになります