スーパー・ジョイント・コンサートVol.1
いたるさんからも、コンサートレポをコメント欄にご投稿いただきました。メイン記事に取り上げて、広く読者の皆様にお読み頂きたたく、コンサートレポ第2弾として、掲載させて頂きます。
私も行きました。「スーパー・ジョイント・コンサートvol 1」。会場には、かなり早く着いたのですが、会場の上にある「古賀 政男音楽博物館」をゆっくり見すぎた為に、出てきた時は、すでに長蛇の列。スゴスゴと列の後ろについて、かなり後ろの席に、潜り込みました。
出演は、上沼 純子さん、ピアノとハンドフルートの、デュオユニットのCHILDHOODでした。
上沼さんの声を聴きたくて、、しかし機会を得ることが出来ず、待つこと1年有余。心待ちのコンサートでした。
しかも、ハンドフルート、ピアノと云う興味津々の共演です。
ハンドフルートとは、どんな音色で、どんな世界なのか、あれこれと、想像を
巡らし、BSの「日本百名山」の、あれかなぁとか、「新日本紀行」のテーマかなぁとか。実際に聴いてみると、私の想像をはるかに越えたもので、驚きの連続でした。
(左がピアニストの臼田さん。右がハンドフルート奏者の森さん)
音域は、思っていたよりはるかに広いし、音色は柔らかく優しいものだし、また奏者のテクニックには目を見張るものがあるし.........。
そのテクニックを駆使してのモンティの「チャールダーシュ」は、ただただ「驚嘆」の一言でした。
途中で、奏者の「森 光弘さん」から、音の出しかた指南がありましたが、会場内は「す~~す~~」という息漏れ音のみが聞こえる中で、上沼さんだけが、か細く「ボーッ、ボーッ」と、小さな音を出されたのが印象的でした。
上沼さん素敵でした。テレビからは、うかがい知ることも出来ないほどの、艶やかで、満面の笑み。素敵なドレスをまとい、優雅に美しく登場です。
会場内にさぁーっと陽が射し込んだように、明るく華やかに、豪華になります。
歌声は、「えっ!」と思わせるほど、柔らかく、まろ味のある、そして包み込むようなふくよかさに、満ちているソプラノです。
テレビでは、少し硬めでストレートな響きに聴こえていましたが、やはり、媒体を通すより、ステージは素晴らしいですね。
客席に語りかけるような優しさがありました。アリアになると、更に表情が豊かに、深く変化します。所作の一つ一つにも、涌き出るような自然さが光り
、あの細い身体の上沼さんが、大きく輝いて見えます。「待つこと1年有余」に得た至福の時でした。
ピアノの音色がとても柔らかく、まるーい感じでした。「デュッセルドルフ」?と書いてあります。なんとも印象的な音色です。
昨年の12月、成城での中安 千晶さんのコンサートで、使われていたメーカーと同じでした。音色の柔らかさとまる味は、耳に残っていました。
ピアノの臼田 圭介さん。丁寧な打鍵から奏でられる音の一つ、一つから、澄んだ響きがあり、フォルテリズムになると、時おり左足が大きく跳ねるという
激しさも。そして解釈の柔軟さも感じました。ショパンの「幻想即興曲」の中で魅せたアレンジに、「粋」を感じさせました。
ソプラノとハンドフルートの共演。ハンドフルートは手先、指先が楽器となっているので、とても人間的なソフトな音色で、ソプラノの歌声に優しく沿うように絡まります。その包容力は、見事でした。
歌い手としての上沼さん、再認識でした。声質の豊かさ、滑舌の明瞭さ、テクニックの見事さ、そして音楽性の深さ、ダイナミックスの凄さ。ステージでしか感じとれない、感動と感激、そして喜びを、「上 沼 純子さん」から頂きました。
記憶に残る、素敵なコンサートでした。(by いたる)






