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玄関の番人を終えた翌朝、ゆうくんの機嫌は直らなかった。
玄関の番人の実際の様子がこちら⬇︎
朝ごはんを作ったが手をつけずに無言で大きな音を立てドアを閉め、仕事に行った。
朝、母から前日の件で心配の電話があった。
ゆうくんから何度か母に着信が来ていたが無視したと言っていた。
この日の夜ご飯はゆうくんの好きなオムカレーにした。
ずっとご飯の時は冷たいほうじ茶かルイボスティーを出していたが最近ゆうくんと仲が悪くなってから
🙋♂️「お前の家ってご飯の時お茶だよね。貧乏だったの?俺の家、毎回炭酸かジュースだったから、これからはそうして。」
と言われた。
ゆうくんの中で"お茶=貧乏"という考えらしい。
夜ご飯のオムカレーとファンタを出した。
するとゆうくんは大きなため息をついた。
🙋♂️「お前さ、まだ飲み物のことわかんないの?」
🙋♀️「えっ、なに?炭酸出したよ。」
わたしは本当になんのことかわからなかった。
するとゆうくんは呆れた顔でこう言った。
🙋♂️「普通に考えてカレーと炭酸が合うわけねーだろ。カレーの時は店行ってもそうだけど普通は水だろ。」
わたしは返す言葉がなかった。
🙋♂️「仕方なく炭酸飲むけど太るし、まじでカレーと炭酸の組み合わせはやめてくれ。」
そう言われてカレーを食べながら機嫌が悪かった。
飲み物でこんなに怒られるとは思わなかった。
数日前にもあった。
ゆうくんはカルピスが好きで夜ご飯の和食とカルピスを出した。
その時も呆れた顔でこう言った。
🙋♂️「乳製品と飯食うやつどこいんだよ。カルピスはおやつの時に出してくれ。」
ゆうくんの実家の飲み物の文化がわたしには理解できなかった。
今思えば義実家はお茶が全く出ない。
"お茶=貧乏"は毒義母の教えなのだろうか。
※義実家は一般家庭です
義実家で出るのはいつもジュースだった。
ショートケーキなどのケーキの時は紅茶かコーヒー、チョコレートケーキの時は牛乳と決まっているようだった。
炭酸の中でもコーラはNG。
コーラは毒という考えが義実家ではあるため、初めてコーラを出した日はゆうくんに怒られた。
そこからわたしはファンタを買うようになった。
交際2年、結婚3年目、何度も義実家には遊びに行ってご飯をご馳走になっていたが、改めて義実家の独特な食文化を知った。
わたしはゆうくんの母親ではない。
飲み物まで気を遣って生きていくのはもう我慢の限界だった。
限界の度を超えた瞬間だった。
翌日からわたしは勝負に出る。
