​前回の記事の続きです


わたしのあまりの運転の下手さに怒り始め、

「親に電話しろ!」

と言い始めたゆうくん。
もうここまで来たらゆうくんを止められない。

🙋‍♀️「なんて電話すればいい?ゆうくん話したいの?」

🙋‍♂️「ちげーよ。お前の運転が下手だから親に電話しろ。」

🙋‍♀️「どうゆうこと?」

🙋‍♂️「だから親に実家の車で練習するようにお前お願いしろよ。なんでわかんねーかな。」

🙋‍♀️「わかった。」

ボイスを一度止めて母に電話をした。

わたし🙋‍♀️と母🧑‍🦰の通話📞

🧑‍🦰「もしもし〜ななちゃんどうした?」


ゆうくんが隣で無言の圧をかけてくる。

手汗が止まらない。


🙋‍♀️「今、ゆうくんと一緒にいるんだけどわたし車の運転が下手で…」


言葉が詰まってしまい母はなにかを察してくれたみいだった。


🧑‍🦰「まだ初心者だししょうがないよ!少しずつ上手くなればいいよ。」


🙋‍♀️「実家の車で運転の練習させて。」


🧑‍🦰「全然いいよ!でも急に大道路出るのは危ないから家の前からとか少しずつ練習して行こう。」


🙋‍♀️「再来週友達の結婚式で帰るからその時時間あったら練習させて。」


🧑‍🦰「もちろんだよ。パパにも言っておくからね。」


🙋‍♀️「ありがとう。じゃあ切るね。」


🧑‍🦰「わかった。またね。」


通話終了

通話は約2分で終わった。

バレないようにすぐにボイスをONにした。


親に言えた!これでゆうくんは納得するだろうと思ったら衝撃の一言。


🙋‍♂️「お前さ、本当どこまでバカなの?」


🙋‍♀️「え…なんかだめだった?」


🙋‍♂️「親に電話することがいいことだと思ってんの?ズレてるよお前。」


🙋‍♀️「電話しろって言うから目の前で電話しただけなんだけど。」


🙋‍♂️「疲れるわマジで。」


🙋‍♀️「ごめんね無能だからわからなかった。」


🙋‍♂️「めんどくさ!」


🙋‍♀️「めんどくさいってわたし朝からゆうくんに無能って言われたんだよ?気持ちわかる?」


🙋‍♂️「俺はロボットのほうが出来ること多いし有能とは言ったけどお前のこと無能なんて言ってないよ?お前の解釈怖いわ〜。」


🙋‍♀️「いや、言ったからね。行った場所まで覚えてるし録音してあるから聞かせてあげようか?」


🙋‍♂️「…」


ゆうくんは都合が悪くなると黙る。

本当は録音なんてしていないけど暴言メモにも母へのLINEでも証拠は残した。


🙋‍♂️「ねえ、早く実家帰ってくれない?イライラするんだけどお前と話してると。」


🙋‍♀️「イライラしてるからわたしの運転に怒るんじゃない?だってもう説教されて何分経つのよ。」


🙋‍♂️「は?説教?アドバイスだろ。」


🙋‍♀️「アドバイス貰ったところで運転できないから今どうこうできないよ。」


🙋‍♂️「お前初心者なんだからまずハンドル離すなよ。」


🙋‍♀️「離してないよ。しっかり両手で握ってるじゃん。もしかして曲がる時のこと言ってる?曲がる時って自然に手離れない?」


🙋‍♂️「俺みたく経験積んでる人はいいけどお前みたいなやつは一切離すなよ手を!」


🙋‍♀️「じゃあ言わせてもらうけどサイドブレーキいつも引いてないけどそれっていいの?わたし教習所で駐車終わってからサイドブレーキ引くの教わったからやってるんだけど。」


🙋‍♂️「…」


ゆうくんは都合が悪くなると黙るか話を変える。


🙋‍♂️「あー、まじで実家帰って!イライラするから!ていうかお前の好きな病院で働いてこいよ。」


🙋‍♀️「え?あんなに辞めろって言うから辞めたんだけど。」

(実際にはわたし自身が働ける体調ではなかったので院長に事情を話して休職させてもらっていた)


するとあんなに仕事を辞めろと言っていたゆうくんがまた怒り始めた。


🙋‍♂️「は?なに辞めてんの?俺、一言も仕事辞めろなんて言ってないよね?勝手に辞めてんじゃねーよ。」


今日で1番大きな声だった。

わたしは言葉を失った。

やっぱりこの人は言ったことを忘れる人。

もう無駄だと思った。


車内での説教は暫く続いた。