前回の記事が
アメトピに連載されました!
6度目の連載とっても嬉しいです!
コメントもたくさんいただいて
ありがとうございます。
優しい言葉がとても励みになります😭💗
結婚3年目にして本性を出してきた
毒義父🦹🏻と毒義母🦹♀️、旦那🙋♂️のモラハラ
と戦う日々を綴っていきます。
すべて実話です。
1時間怒鳴られ続け、ほぼ一文なしで家を出た。
現金は27円、自分名義のクレジットカードのみ。
するとベランダからゆうくんの声が聞こえた
🙋♂️「出て行けとは言ったけど俺はこんな夜に出て行けなんて言ってないからな〜」
さっきまでのゆうくんの怒鳴り声が嘘かのように優しい声だった。
今さら優しい言葉をかけられても怒鳴られたのが忘れられない。
ベランダからわたしを見守るゆうくんを無視をして駅に向かったが、泣きすぎたせいもあるのか頭が働かず駅までの道がわからなくなってしまった。
お金もないしどうすればいいのかわからず、気持ちを落ち着かせるために母に電話をした。
母🧑🦰とわたし🙋♀️の電話📞
🙋♀️「…」
(泣きすぎて声も出なかった)
🧑🦰「どうしたの?大丈夫?なな、大丈夫?返事して。」
🙋♀️「帰ってくるなって。出て行けって。今、家出てきたんだけどどうしよう。お金もない。」
🧑🦰「出て行けは言っちゃだめだよね。帰ってこいって言ったのゆうくんじゃないの?」
🙋♀️「昨日まではそうだったけど、今日は違うみたい。木曜日に帰るのは非常識だって怒られた。」
🧑🦰「もう意味がわからない。いつならいいの?ママ頑張って運転するから!迎えに行くから!」
通話を聞いていたのか母の声の後ろで父の怒る声が聞こえた
🙋♀️「迎えに来ないでいい。朝までどっかで時間潰して帰るから。本当に来なくていい。」
🧑🦰「夜遅いし新幹線もないならとりあえず家に戻りなさい!真っ暗で危ないから!」
🙋♀️「でももうあんなに怒鳴られたら無理だよ。帰れない。」
iPhoneを見るとすでに充電が10%を切っていた。
🙋♀️「電話したいけどやばい。電池なくなる。」
🧑🦰「お母さん電車調べてあげるから待ってて!切ったらダメだよ!」
🙋♀️「…」
🧑🦰「ななちゃん次の電車まで1時間あるよ!家から駅すぐなんだからとりあえず充電しに帰りなさい。」
🙋♀️「ゆうくん怖くて帰りたくない。しかも鍵回収された。」
🧑🦰「カラオケとか近くにあればいいけどないでしょ?ならとりあえず充電しなさい。切ったらママとも連絡取れなくなっちゃうよ。心配だからお願い、充電して。」
住んでいるところは田舎なため漫喫やカラオケなんて車で行く距離。
もちろんタクシーなんて走っていない。
どうやっても家に帰って充電するしか選択肢はなかった。
🙋♀️「わかった。切るね。」
通話終了
こんなやりとりをしていたら充電は7%になっていた。
戻ってくると思ったのか家の鍵は空いていた。
そっと家に入り充電器がある寝室に隠れたがゆうくんの気配がない。
とりあえずリビングのテーブルに置いてあった鍵を回収した。
ゆうくんは呑気にお風呂に入ってノリノリな音楽を大音量で聴きながら熱唱していた。
わたしを追い出せたのが嬉しかったのだろうか。
駅に向かうギリギリまで充電をして寝室を出たらお風呂上がりのゆうくんに遭遇してしまった。
🙋♂️「お前やっぱ戻ってきたんだ。金もないし家出る勇気なんてないもんな。」
🙋♀️「わたしがどこ行こうが関係ないでしょ?本当に行って欲しくなかったら追いかけるくらいするでしょ駅まで。」
🙋♂️「うわ、お前まじだるい。そーいうところウザいから。どんだけ構って欲しいんだよ俺に。」
🙋♀️「お世話になりました!さようなら!」
そう言って家を飛び出した。
もちろんゆうくんは追いかけてこない。
なにかから解放される気持ちと寂しさの複雑な気持ちを胸に電車に乗った。
