前回の話の続き①

ホテルに着くと毒義母が待っていた。

🦹‍♀️「ななちゃんゆうちゃん遠いのにありがとう。」
(毒義母は旦那のことを"ゆうちゃん"と呼びます)

🙋‍♀️「突然で驚きました。ご愁傷様です。」

🦹‍♀️「ゆうちゃん喪服持ってきたよ。いろいろ足りない物は買っておいたから着てね。」
(「喪服は実家じゃなくて家に置いておけよ」と内心思ったわたし)

部屋で着替えお香典を用意した。
お香典はわたしのパート代から出した。

ゆうくんの兄夫婦と一緒に車で斎場に向かった。
(ゆうくんの兄   →    しょうたさん👨‍💼)
(ゆうくんの兄嫁 →    えみこさん🧑‍💼)

👨‍💼「おばあちゃんずっと具合悪くて入院してたの知ってた?」

🙋‍♂️「え、そうなの?聞いてない。」

👨‍💼「俺もさっき聞いたんだけどなんで入院したのお母さん言わなかったんだろう。」

🙋‍♂️「わからない。」

👨‍💼「言ってほしかったわ。急に亡くなったって言われても。」

🙋‍♂️「うちって秘密主義なのかな?」

🙋‍♀️「おじいちゃんの時にわたしはそう思ったよ。」

👨‍💼「年齢もあるしずっと病気してたし普通は連絡するよね。」

なんて車の中で話していて、ゆうくんは疑問を抱いてないけどわたしもしょうたさんと同じことを思ってた。
なんでいつもおじいちゃんとおばあちゃんの危篤状態の時に毒義母は連絡しないんだろうと。

2年前、おじいちゃんが亡くなったときもそうだった。(毒義母の父)

末期がんだったのになにも聞かされずおじいちゃんが入院したと毒義母から聞かされて、たまたま翌週ゆうくんが土日休みだったから宇都宮の病院まで会いに行った。
【緩和ケア病棟】という文字を見てわたしは察した。

あまりにも弱ったおじいちゃんを見てゆうくんはショックを受けて1分ほどで病室を出た。
その3日後におじいちゃんは亡くなった。

しょうたさんはそんなに状況が悪いのを知らず、納車したら会いに行くなんて言っていたらその間に亡くなってしまった。
そんなことがあったからしょうたさんは後悔しているんだろうなって思った。

その時もっと驚いたのはおじいちゃんが末期がんなのに毒義母は「海外旅行を邪魔したくないから」と
毒義母の姉夫婦に知らせなかった。

毒義母の姉夫婦が海外旅行中に知らされたのはお葬式の連絡だった。
結局、旅行途中で帰ってきたと聞いた。

その時もわたしは疑問を抱いていたけどゆうくんにもあえて言わなかった。

斎場に着いてゆうくんは毒義母に言った。

🙋‍♂️「なんでおばあちゃん入院してるの教えてくれなかったの?」

🦹‍♀️「ゆうちゃん忙しいから迷惑かけたくないし、
おばあちゃんに会ったところでおばあちゃん意識朦朧でゆうちゃんのことわからないと思うから。」

🙋‍♂️「そうだったんだ!」

納得するゆうくんに違和感…

なんで?おかしくない?
なんで毒義母が勝手に決めるの?

意識朦朧だとしても声は届くよね?
おばあちゃんは孫に会いたかったかもしれないよね?
というかなぜここまで重症になる前に知らせなかったのかわたしは疑問だった。

お葬式は無事終わると思っていたけど、またそこでわたしは疑問を抱くことになる。