◆現在、個人的にベストマッチとなった、バボラのピュア・ドライブGTです。
◆正確には、これに20グラムの鉛のテープを張って、320gにして使っています。もう一本、同じピュアドラで、ロディックも持っています。こちらは、ウェイトはそのまま、といっても320gですが。
◆さて実は今回は、僕の必殺、nuMotee風グリップの紹介であります!nuMoteeというのはだいぶ以前に紹介したことがあるんですが、人間工学に基づいて開発されたシャープペンシルです。

この写真のように、ペンを持つ部分がとても太くなっていて、自然に力が入りません。まさに、強制されたリラックス感。このペンを持つことによって、長時間の書きものがとても楽になり、姿勢も良くなり、老眼鏡もジャストフィットします!?
◆ ま、それはともかく、このブっといグリップをテニスのラケットにそのまま取り入れたのが、nuMotee風グリップという訳です。
◆テニスやゴルフ、野球など道具をグリップして行うスポーツの好きな方はご存知かもしれませんが、プロネーションという、手首が自然に内転する動きがあります。バレーボールのアタックなんかでも使いそうですが...。でこれが使えると、タブン、そのスポーツが100倍楽しくなるんですが、そのためには、手首から、腕・肘・肩・上体...ととにかく身体全体をリラックスさせて柔らかく使う必要があります。
◆テニスの場合は、ラケットを持つことによって全てが始まりますが、このラケットと人間の身体を繋ぐグリップという行為が、しばしば大きなネックになっています。つまり、この繋ぎの部分に不要な力(力み)を入れるために、この周りの筋肉が硬くなり、さらには、肩・首・上体と硬直していき、ボールを飛ばすための力学が働かなくなります。
◆悲しいくらい錯覚するのですが、ボールを飛ばそうとすると、たいてい思いっきりラケットを強くグリップし、そしてスイングスピードを上げようとします。しかし、強く握った時点で、全てのバランス=ボールを飛ばす為のメカニズムは機能不全となり、スイングスピードは上がりません。これも上げる必要ないのですが。
◆で、それを解決してくれるのが、このnuMotee風グリップなのであります。グリップエンド付近はやや太くその上部分を一番細くします。そしてグリップ中央は思い切り太い。使用時に細いところに軽く掌を合わせただけで、人差し指辺りにグリップの太い部分が接触するため、もはや力が入らない。という構造。上のペンのマネです。
◆実は、このグリップ形状、ドネーというベルギーのラケットメーカーが、1990年代くらいに作っています。これ、ほんとの話。で実は、ぼくはそのラケットを持っていました。とても気に入っていましたが、商品的にはそれきりでした。
◆いずれにしても、握らなきゃ、それでいいのです!!

