- のだめカンタービレ 最終楽章 前編 ・後編
- Amazon.co.jp
◇2009~2010、TVのだめカンタービレの続編、映画で完結しました。
◇アマゾンの書評をみていると、これはこれでよしとされてる方がたくさんいらっしゃるので、いいかなと。
◇もともとTVの桃ヶ丘音大編が放映時間は実質約45分×11話あったことを考えると、欧州編は原作を踏まえ(1-9巻が日本、10-23巻が欧州)120分×4話と、時間的には相当苦しいのかな。
◇TVから入ったぼくですが、その後娘の買った漫画24巻とTVアニメ何度もみちゃいました。映画だけみてればこれはこれで、もっと楽しめたのかな、とも思います。もし、この、映画で、もの足りなかった人は、アニメの方をお勧めします。少なくとも、のだめや千秋が成長していく姿を、もっともっと実感できます。
◇のだめが、シュトレーゼマンとプラハで(原作はロンドン)共演するシーンで、のだめのみごとな演奏を聴きながら、千秋が語り続けるのですが...
◇『日本でくすぶってる俺をこっちにひっぱってきてくれたのは、のだめ、と今まで思ってきたけれど、本当のところは..、のだめをこの舞台に引っ張り上げるために、神様がおれを日本に残しておいたんじゃないのか?.......天使は、おれか...』
◇もともと千秋は、電話で母親に、のだめを大事にするようにいわれていわれていました。『のだめちゃんは元気にしてる?大事にしなさいよ、彼女はあなたの天使なんだから!』と。
◇実は映画では、天使はおれか...の下りはありません。僕はこの一言を待ってたのですが、演奏に聴き入ってしまいます。
◇たぶん、互いに天使なんでしょう。でも、千秋にとってそれは、自分がのだめの天使だったことは、なんていうか、たぶんなかなか実感できないことのような気がします。ある種、なんだ俺が天使か、という、ちょっとした失望感が伴っています。でも、原作では、『天使は、俺か』という言葉に、間をおきながらも『それも、悪くないな』という、何とも言えない心地よさが漂っている感じがするんです。そこが、すごく好きでした。
◇遥か昔ですが、会社の後輩の女性が、僕のことを捕まえて『・・さんは私の天使ですから...』といっていました。何度か言われたものの、今一つ意味不明だったんですが、ひょっとしたら、僕はその方にとって天使のような役割行動しちゃったんでしょうか。今更ながら、結構プレッシャーだナ...。