今回紹介する一曲は「Magnolia」。オリジナルはオクラホマ出身の大御所シンガーソングライターJ.J.Caleの作品で、名盤「Naturally」に収められています。
哀愁を帯びたメロディや温かい内容の歌詞が魅力のこの曲は、多くのミュージシャンによってカヴァーされています。
様々なバージョンを少しずつご紹介。
先ずは、本家大元のバージョン。ピアノをベースとした素朴なアレンジがこの曲の持つ哀愁をしっかり引き出しています。アルバムジャケットからは想像しづらいほど渋いヴォーカルも絶妙です。
こちらは90's以降のアメリカンポップを代表するミュージシャンであるベックの、弾き語りによるカヴァー。彼の作品は様々なテイスト、ジャンルを詰め込んだある意味でアメリカンな音楽が多い印象がありますが、ここではかなりシンプル。演奏する姿もカッコいいです。
こちらはエリッククラプトンとジョンメイヤーによるカヴァーで、クラプトンによるj.j.ケイルへのトリビュートアルバムに収録されています。エリッククラプトンはj.j.ケイルの音楽にも大きな影響を受けており、彼とのコラボアルバムも制作されました。やはりギターの音色が素晴らしいです。
そして、最後は当ブログでも何度か取り上げいるポコのバージョン。正直、このバージョンを紹介したいがためにこのブログを書きました笑 前述の2曲は原曲のキーと合わせていますが、こちらは原曲より2つほど高めで、原曲と比べてもかなり哀愁が増している気がします。そして後半のストリングスやポール・コットンの味のあるヴォーカルとギター、ラスティ・ヤングのカントリーとはまた違ったアプローチのスティールギター 等が重なり合って、感動的な曲に仕上がっています。ポールが歌う最後の"You're the best I ever had"のところでいつもじわじわ来てしまいます。1973年の「Crazy Eyes」収録曲。
ちなみに、歌詞の最初に出てくる"Whippoorwill"とは、鳥の名前のことで、北米産の夜鷹の一種だそうです。見た目が可愛らしいです。
今回は、秋の夜長にぴったりの隠れた名曲"Magnolia"をご紹介しました。
