今回は、甲斐バンドの76年作「ガラスの動物園」。このブログで邦楽を紹介するのは、フォークデュオの「風」以来です。
ちなみにアルバムジャケットは、ローリングストーンズのアルバム「Black and Blue」の見開きジャケを開くと出てくる内ジャケが元ネタでしょう。こちらも偶然手元にあったので、紹介します。
【楽曲】
(A面)
1.らせん階段
2.黒い夏
3.新宿
4.テレフォンノイローゼ
5.東京の一夜
6.昨日鳴る鐘の音
(B面)
7.やせた女のブルース
8.男と女のいる舗道
9.あの日からの便り
10.悪いうわさ
11.ゆきずりの風
歌詞に関する説明は自信がないので、サウンドの面で色々と述べていきます。
〈特筆すべき楽曲〉
#2は、絶妙なタイミングで入り込むストリングス、エッジの効いたギターが気持ち良いミディアムナンバー。個人的に一番好きな曲です。
#3の元ネタは、ルー・リードの「Walk on the Wild Side」だと思います。ストリングスとペダルスティールギターの絡み合いが聴きどころ。
#4の元ネタ(特にイントロ、曲の構成)は、スティーリーダンの「Do It Again」でしょうか。起伏が緩やかな曲ですが、スルメ的な味わいがあります。この曲は、一昨年活動を再開させた日本のポップロックバンド、キンモクセイによるカヴァーもおすすめです。
#6は、シングルのB面としてリリースされた曲のアルバムバージョン。シングルバージョンは冬を感じさせるフォーク調、こちらは蒸し暑さを感じさせるフォークロック調。後半の、フェイザー(?)のかかったギターとピアノの絡み合いが聴きどころ。
#7は、粘りのあるリズムが心地良い、スワンプロックテイストの曲。個人的には#2に次いで好きな曲です。
#10は、なんと8分超えの大作。誰がどのギターを弾いているのかはわかりませんが、とにかくギターサウンドが存分に堪能できる楽曲。
このアルバムでキーボードやストリングスアレンジ、ホーンアレンジを担当したのは、ラテンインストバンドのカリオカなどで活躍した乾裕樹(いぬいひろき)さん。このカリオカというバンドも大好きなので、またいつか取り上げますね。
以下、今回の関連作品のリンクです。


