今回は、ジョージ・ベンソン系のギタリスト、ウィルバート・ロングマイアーの78年作「Sunny Side Up」。タンパンジーレーベルならではの、タイトル通り迫力ある目玉焼きのジャケットが印象的。


ジョージ・ベンソンに見出された彼は、ジョージ同様フルアコギター(具体的にはGibsonのL-5)を弾き、歌も歌えるというスタイル。ですが彼のギターサウンドは、さながらエリック・ゲイルのような趣も感じられます(ここではエリック自身はリズムギター)。


ゲストミュージシャンは、ボブ・ジェームス(kbds)をはじめ、あらゆるレコーディングで引っ張りだこのデヴィッド・サンボーン(as)、70年代のジャズフュージョンを語る際に避けては通れない程偉大なドラマーハーヴィ・メイスン(ds)、偉大なインストソウルバンドStuffからはエリック・ゲイル(g)、コーネル・デュプリー(g)、リチャード・ティー(p)の3人、幼い頃からステージに立っていたという超実力派パティ・オースティン(vo)、など。面子を見る限り、タッパンジーが彼の売り出しに余程気合を入れていたというのがわかります。



【楽曲】

(A)

1.Black Is the Color

2.Good Morning!

(B面)

3.Love Why Don't You Find Us

4.Lovely Day

5.Starflight


#1

この曲は、ニーナ・シモン等でお馴染みのフォークソングでしょうか。フィラデルフィアソウル風のイントロから始まり、2:20あたりでようやく彼のギターが始まります。ピコピコと鳴る機械音も印象的。


#2

鳥のさえずりから始まり、その後フェンダーローズとフルートの見事な絡みが展開されるイントロが見事。繊細なタッチを感じさせるギターも堪らないですね。


#3

彼とパティ・オースティンの共作。このアルバムでは唯一、彼の歌声が堪能できる素晴らしいバラードです。リチャード・ティーによるフェンダーローズの甘美な音も堪らなく良いです。


#4

ビル・ウィザースのカヴァー。選曲の妙ですね。ストリングスとホーンのアレンジが、この曲の良さを引き立てています。


#5

このアルバムでは唯一、彼のオリジナル楽曲。このアルバムの中では一番短い曲ですが、彼のギターが存分に堪能できます。



以下、今回の関連作品です。