今回は、Jガイルズバンドの73年作「Ladies Invited」。スタジオアルバムとしては4作目のこのアルバム、これといった代表曲が無い為か正直言って影は薄いですが、粒揃いという言葉がぴったりの作品です。


ブルーズ色が薄くなった分、グルーヴを意識したようなサウンドになっています。特に、スティーブン・ジョー・ブラッドのいつにも増してキレのあるドラムが堪能できます。


【楽曲】

(A)

1.Did You No Wrong

2.I Can't Go On

3.Lay Your Good Thing Down

4.That's Why I'm Thinking of You

5.No Doubt About It

(B面)

6.The Lady Makes Demands

7.My Baby Don't Love Me

8.Diddyboppin'

9.Take a Chance (On Romance)

10.Chimes


〈特筆すべき楽曲〉

#1は、日本でもシングルカットされた曲(邦題は「ロックン・ロールでラヴジャック」)。クレジットには載っていませんが、マリンバ(?)の音も入っています。


#2は、バンドの緻密なアンサンブルが愉しめる楽曲。ドラムとベースに迫力があります。


#3でのピーター・ウルフの歌い回しやJガイルズのギターカッティングは、いかにもこのバンドらしいです。2:13あたりで聴けるオルガンソロの入り方もカッコいいですね。


#5は、Jガイルズのギターが冴えわたる痛快なブギーロック。


#6はハイハットが特に痛快な楽曲。0:37、1:20あたりは最高ですね。これがクセになって何度も聴きたくなってしまいます。


#9は、これまたJガイルズが素晴らしいギターソロを聴かせてくれる楽曲。個人的にスタジオ録音での彼のソロの中では一二を争う程好きなギターソロです。楽曲をリードするセス・ジャストマンの鍵盤もご機嫌で良いです。


#10は、荘厳なオルガンで始まる、このアルバムでは最長の楽曲。エモーショナルなギターソロもまた良いです。ちなみに、このアルバムから唯一この曲だけが後の傑作ライブ盤「Blow Your Face Out」に収録されますが、そのライブ録音は更に長くなっています。