【楽曲】
1.Never too Far to Fall
2.Between Two Worlds
3.Too Late For Love
4.I Will Let You Go
5.Ghost Dancer
6.Trail's End
7.Love in the Rear-View Mirror
8.Diary of a Fool
9.Down to My Last Dream
10.For All the Good it Might Do
〈特筆すべき楽曲〉
#1は、アルバムの中では一番メロウで聴きやすい楽曲。彼の作品にあまり馴染みの無い方は、この曲が一番とっつきやすく感じるのではないでしょうか。ちなみにこれは、ジョージ・ベンソンに提供した楽曲で、そのバージョンは彼の83年作「In Your Eyes」で聴けます。
#2は、物憂げな雰囲気が魅力的な表題曲。1サビ後からの、サイドギターのアルペジオが美しいです。
#4も、感傷的な気分になっているときに聴いたら、思わず涙が出そうなくらいメロディアスな楽曲。
#5は、不気味なギターリフ主体の楽曲。なんとこのリフは、彼が過去にギタリストとして参加していたチャールズ・ロイド(ジャズミュージシャン)の70年作「Moon Man」での「Heavy Karma」という曲で、同じようなリフが確認出来ます。彼がギタリストとして客演していること自体相当珍しいので、この事実には驚きましたね。また、この曲のクレジットに記載されている"James Zitro"は、そのセッションの時のドラマー。
#7は、このアルバムの「展開にハッとさせられる」曲の中でも、特にそれを強く感じた曲。魅力に気付いてからは、この曲を何度も聴いていますね。
#8は、いかにもAORといった趣のメロディアスな楽曲ですが、これは、親交の深いアヴェレージホワイトバンドのメンバーアラン・ゴーリーの85年作「Sleepless Nights」に収録された楽曲のカヴァー。意外にも、ネッドが他のミュージシャンの楽曲を自身のアルバムでカヴァーしたのはこれが初めて。
#10は、このアルバムでは唯一弾き語りとコーラスだけの楽曲。彼のファーストアルバムに入っている「It Calls for You」を連想させます。
以下、今回の関連作品。チャールズ・ロイドの「Moon Man」は見つかりませんでした… YouTubeにフルが上がっていたので、是非そちらで。


