吃音治療と向き合ってきたMr.Mの吃音の原因を探る日記 -11ページ目

吃音治療と向き合ってきたMr.Mの吃音の原因を探る日記

長年吃音症に悩まされてきた僕の吃音治療の経過と、吃音の原因を探りながらどもり症との向き合い方を綴った日記です。


緊張するからどもるのか?

かといって、適度に緊張感を保ちながら話さないと吃音も酷くなるかと・・・。


こんな事を考えながら、中学生の同級生の結婚式に臨んでいました。


いや・・・、僕に友人代表のスピーチなど回ってくるはずもなく、

もちろん、万が一頼まれたところで引き受けるわけもなく・・・。


それ以前にあまり親しいとは言えなかった男友達の友人として、

結婚式に招待された事自体が不思議だったのですが、

今思うと、この日は僕にとってちょっとした運命の日でもあったのです。


新郎方の恩師やら友人やらのスピーチが何人か続き、

その中には、僕ほどじゃないけど明らかに軽い吃音症だと思える人が、

緊張しながら、つっかえつっかえ。

それでも何とか無事にスピーチをしていたのでした。


そんな様子を眺めながら、冒頭の・・・

「緊張するから吃るのか?」

「適度に緊張しているから吃音ながらも最後までスピーチできたのか?」


こんなことに考えを巡らしていたわけです。



すると、今度は新婦側の友人代表のスピーチが続いたんですが・・・

そのとき、僕は我が目を疑ったのです。



というのも、当時僕が勤めていたバイト先の内装業者。

そこで、事務員として勤務していた若い女子社員がいたのですが、

まさに、その彼女がおめかしをして、僕の目の前でスピーチしていたのです。

最初はそうとは気づいていなったのですが、

見れば見るほど間違いなく、事務員の彼女であったわけです。


スピーチの途中で、僕と彼女の目が合いました(と、記憶しています)。


僕は式の参加者名簿を探し、すかさず名前をチェックしました。


間違いなく、彼女は僕のバイト先の事務員さんでした。



こんな偶然もあるのかな?


帰り際に挨拶でもしたほうが良いのなか?



そんな事を考えながら、どんどん式は進んでいきました。

考えてみたら、僕と同じように式に呼ばれていた中学校の同級生の男友達とも、

ろくに会話をしていなかったのにもかかわらず・・・



僕は、彼女の存在が気になって仕方がなくなりました。


彼女のスピーチの内容から、彼女は新婦の高校時代の親友なんだそうです。




式が終わり、僕が席を立って会場を後にしようとしたところ、


「Mさん・・・、ですよね?」


と、彼女から声をかけられました。



僕は、「そうです」と小さく頷いたのですが、次の言葉を発することができず、

では・・・、とばかりにその場をそそくさと立ち去ってしまいました。



次の朝、いつものように出社して、その日回る現場のチェックをしていると、

背後から「昨日はお疲れ!」という声をかけられました。



振り返れば、そこには笑顔の彼女がいました。


それから二ケ月後、僕は生まれて初めて、女の人と付き合うことになりました・