2057年突如東京に出現した巨大ナマコの影響で生態系に大きな変化が与えられ人間達を襲う巨大なナマコ、ヒル、ヤマナメクジの乱立が相次いだ。そんな中勇敢にも巨大ヌメヌメ生物と戦った無敵のヒーローが無敵戦隊競歩マンなのだ。彼らは人類に平和をもたらしたヒーローなのである。
前回のあらすじ
隣町のやつの元へ行ったピクミンが帰ってきた。歓喜の表情を浮かべるレッド。女性限定新メンバーオーディションに参加していた女の子も隊員としての加入が決定して順風満帆かに思われた矢先に浮かび上がる新たな問題。カレーの事忘れてた...果たして。
ピンク
「馬鹿じゃないの。あんた何考えてんのよ。」
レッド
「え?だってプルージュとミドリンも気付いてなかったよ。」
ピンク
「あんたがリーダーでしょ?あんたが気付かなかったら誰も気付かないわよ。」
レッド
「グスッ。ごめん。だってピクミンが隣町のやつの所行っちゃったりして頭ぐちゃぐちゃだったんだよ。」
ピンク
「それとこれとは話が別でしょ。何言い訳してんのよ。史上最低の男記録更新したわね。」
レッド
「グスッ。ごめんなさい。」
ピンク
「そういえばいつ顔上げていいって言った?頭が高いわよ。」
レッド
「グスッ。ごめんなさい。」
ブルー
「しかしカレーの方向音痴もレッちょんに負けず酷いな。」
グリーン
「いや、レッちょん程ではない。」
ピンク
「この男は直線で10メートルのコンビニ行こうとして左折したからね。」
グリーン
「あの時は看板見えてたのに左折したからな。」
ブルー
「確かに。よく考えたらレッちょんは方向音痴の人類最下層ラインだな。」
レッド
「グスッ。」
ブルー
「しかしこんな時の為にカレーの装備にGPS付けといてよかったな。」
グリーン
「だな。」
レッド
「え?そんなの俺聞いてないよ?」
ブルー
「言ってないからな。」
グリーン
「言ってないもんな。」
ピンク
「GPSが付いてるのくらい気配で気付きなさいよグズ。」
レッド
「グスッ。それは無理だよぉ。」
ブルー
「とにかくカレーの現在地を見てみよう。」
...
ブルー
「結構遠いな。」
ピンク
「遠いわね。」
グリーン
「遠いな。」
レッド
「どれどれ。俺にも見せて。」
ピンク
「あんたは土下座してなさいよ。」
レッド
「グスッ。ごめんなさい。」
ブルー
「東京‐静岡間ぐらいか?」
ピンク
「東京‐栃木間ぐらいじゃない?」
グリーン
「いや、東京‐群馬間ぐらいだろ。」
レッド
「どれもそんなに変わらないんじゃ...」
ピンク
「うるさいわね。あんたは黙ってなさい。」
レッド
「グスッ。」
ブルー
「競歩で行くのはしんどいな。」
グリーン
「江戸時代じゃないんだから。」
ピンク
「帰りカレーちゃんいるしね。」
ブルー
「タクるか。」
グリーン
「そうだな。」
ピンク
「お金はレッちょんに払わせればいいし。」
レッド
「え...?」
...
ブルー
「ここまでお願いします。」
グリーン
「4人乗ると狭いな。」
ピンク
「狭いからレッちょんトランクね。」
レッド
「え...?」
...
ブルー
「ありがとうございます。すぐ戻って来るんで待っててもらえますか?」
ピンク
「結構田舎に来ちゃったわね。」
ブルー
「全くカレーは何やってるんだか。」
グリーン
「ところでさ、一応聞いておくけどあれどうする?」
ピンク
「出さなくていいんじゃない?邪魔だし。」
ブルー
「確かにそうなんだがな。何があるかわからないから一応出しておこう。」
グリーン
「そうだな。」
ガチャ
ブルー
「レッちょん。どうだった?快適だったか?」
レッド
「グスッ。暗かったよぉ。」
ピンク
「早く出ないと閉めるわよ。」
レッド
「グスッ。ごめんなさい。」
ブルー
「この家のはずなんだがな。インターホン押してみるか。」
ピンポーン
ガラガラガラ
イエロー
「あれ?みんなどうしたんだな?」
ブルー
「カレー。無事だったか。」
グリーン
「よかったな。」
ピンク
「心配したわよ。」
レッド
「そうだぞ。心配ばかりかけやがってお前ってや
ブルー
「ずっとここにいたのか?」
「あらあらいらっしゃいませ。」
イエロー
「ママ。競歩マンの皆が迎えに来てくれたんだな。」
カレママ
「この子がいつもお世話になっております。」
ブルー
「いえいえこちらこそ。て事はここはカレーの...」
イエロー
「僕の実家なんだな。」
ブルー
「そうか。でもなんで実家にいるんだ?」
イエロー
「実はあの日皆についていけなくて道に迷ってしまったんだな。事務所への戻り方もわからなかったから実家に帰って来たんだな。」
ブルー
「でもよくこんな遠い所まで迷わず来れたな。」
イエロー
「実家はカレーの匂いでわかるんだな。」
ピンク
「やっぱりカレーちゃんはすごいわね。どっかの誰かさんと違って。」
グリーン
「いざって時役に立つからな。どっかの誰かさんと違って。」
レッド
「グスッ。」
カレママ
「こんな所ではなんですし是非あがっていって下さい。美味しいカレーもすぐ出せますので。」
ブルー
「それじゃあ、お言葉に甘えて。」
ピンク
「カレーちゃん家のカレー超気になる。」
グリーン
「ちょうど御飯時だしな。」
レッド
「やったカレーだ。」
カレママ
「赤い方は外に居てくださいね。匂いが気になるんで。」
レッド
「え...?」
まさかのカレママNGをくらったレッド。中から聞こえる楽しそうな会話が冬の冷たさを一層深いものへと変えていく。しかし彼はまだ気付いていなかった。タクシーのメーターが上がり続けている事を。帰りもトランクに乗せられた彼が膨大なタクシー代を払わされたのは言うまでもない。
次回無敵戦隊競歩マン
『新しい仲間 僕は旅に出たい』
お楽しみに。