むか~しむかし、ある所にお爺さんとお爺さんがいました。
お爺さん達は愛し合っていました。
でもお爺さん達の間に子供は出来ません。
お爺さん達は子供を切望していました。
お爺さんはある日、山へ芝刈りに。
お爺さんは川へ洗濯に行きました。
お爺さんは山で熊に遭遇しました。
お爺さんは鍛えぬかれた腕っぷしで熊を撃退しました。
お爺さんが川で洗濯をしていると川の上流から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
お爺さんの位置より上流で洗濯をしているお婆さん達が気味悪がって手を伸ばさない中お爺さんは臆する事なく川へ飛び込みキレキレの古式泳法を披露しました。
お爺さんは大きな桃をしっかりと手でホールドして陸に上がりました。
お爺さんに対して飛び交うお婆さん達の黄色い声援を横目にお爺さんは大きな桃を手に、洗濯用品と洗濯物を頭に乗せて家路へと急ぎました。
お爺さんが家に帰るとお爺さんと熊がいました。
お爺さんは「どうする?食べる?飼う?」と言いました。
お爺さんは「とりあえずキープ」と言いました。
お爺さんは「なにその桃でかくない?」と言いました。
お爺さんは「川に流れてたから拾ってきた」と言いました。
お爺さんは「奇跡のやつじゃん」と言いました。
お爺さんは「熊捕まえてくるのも凄いと思うけどね」と言いました。
お爺さんは「そうだろうそうだろう」と言って声高らかに笑いました。
お爺さんも笑いました。
お爺さんとお爺さんの間に幸せな空気が流れました。
つづく