2057年突如東京に出現した巨大ナマコの影響で生態系に大きな変化が与えられ人間達を襲う巨大なナマコ、ヒル、ヤマナメクジの乱立が相次いだ。そんな中勇敢にも巨大ヌメヌメ生物と戦った無敵のヒーローが無敵戦隊競歩マンなのだ。彼らは人類に平和をもたらしたヒーローなのである。
前回のあらすじ
隣町のやつに手柄を取られてご立腹のレッドを責め立てる仲間たち。隣町のやつがピンクを連れて行こうとするのを必死で制止するレッド。キモいと言い放ち隣町のやつの元へ行くピンク。欠けたピンクの募集を新聞の広告欄に載せた競歩マンだったが果たして...
5番の子
「ずっとヒーローになりたいと思ってました。よろしくお願いします。」
ブルー
「ありがとうございました。結果は合格者のみこちらから連絡しますので。」
5番の子
「はい。失礼します。」
ガチャ
ブルー
「今の子で決まりかな?」
グリーン
「そうだな。やる気もありそうだし気が利きそうだし...何より可愛いしな。」
ブルー
「そうだな。やる気もありそうだし気が利きそうだし...何より可愛いしな。」
グリーン
「可愛かったもんな。」
ブルー
「可愛かったな。」
グリーン
「可愛かったよなぁ。」
ブルー
「ああ、可愛かった。」
レッド
「グスッ。ピクミン。」
ブルー
「どうしたレッちょん。一昨日から泣きっぱなしじゃないか。」
レッド
「グスッ。だってやっぱりピクミンが居ないのは辛くて。」
グリーン
「今回ばかりはな、今回に限ってだけれども、今回だけは唯一レッちょんのせいじゃないんだからどうしようもないだろ。」
レッド
「グスッ。だってさぁ。」
ブルー
「レッちょん。早く忘れろ。忘れないと足の小指を全力で踏むぞ。」
グリーン
「じゃあ俺左な。」
ブルー
「駄目だ。左の方が邪険に扱えるじゃないか。俺が左だ。」
グリーン
「じゃあ公平にじゃんけんで決めるか。」
ブルー
「そうだな。」
レッド
「グスッ。忘れるよぉ。」
ブルー
「諦めるなよレッちょん。」
グリーン
「そうだぞ。いつからそんなに薄情なやつになったんだ。」
レッド
「グスッ。だって足の小指大事なんだもん。」
ブルー
「しかしピクミンは俺たちの大事な仲間だろ。」
グリーン
「そうだぞ。小指踏ませろ。」
レッド
「グスッ。どうせ踏まれるならさっきの可愛い子に踏まれたいよ。」
ガチャ
レッド
「ピクミン...」
ピンク
「ごめんね。あたしが間違ってた。やっぱりあたしにはここしかない。出ていって初めて気付いたの。あたしのリーダーはレッちょんしかいないって。」
レッド
「本当に?グスッ。おかえりピクミン。俺嬉しいよ。俺...嬉しいよぉ。やった~!ピクミンが帰って来た~!」
...
グリーン
「で?本当の理由は?」
ピンク
「あいつさぁイケメンだしお金も持ってるんだけどプライベート超暗いんだよね。ヒーローやってる時と全然違うの。あたしそういうのマジ無理だからさ。」
ブルー
「それにしたってレッちょんあっちで異常にテンション上がっちゃってるぞ。大丈夫か?」
ピンク
「大丈夫でしょ。あいつなら。」
グリーン
「扱いやすいやつだからな。」
ピンク
「今1回上げたから5000回は下げっぱなしで大丈夫よね。」
グリーン
「いや、今回のは一生分いけるんじゃないか。」
ブルー
「確かにそうだな。」
ピンク
「ねーレッちょん。」
レッド
「なんだい?ピクミン。」
ピンク
「あたしがいない間にピンクの募集かけてたわよね。どういうこと?」
レッド
「え...それはブルージュとミドリンが。」
ピンク
「何?言い訳すんの?人類史上最低の男ね」
レッド
「グスッ。ごめんなさい。」
ピンク
「いつもの土下座は?」
レッド
「グスッ。はい。ごめんなさい。」
ピンク
「わかればいいのよ。」
ブルー
「それでな、さっきまでオーディションやってたんだが凄くいい子がいたんだ。なぁミドリン。」
グリーン
「そうなんだ。真面目に働いてくれると思うんだがサポートというか秘書というか、入ってもらうのはどうだろう?」
レッド
「それ俺も賛成。」
ピンク
「ちょっと何顔上げてんのよ。」
レッド
「グスッ。ごめんなさい。」
ブルー
「戦隊ヒーローには前線で戦わない隊員がつきものだろ。」
グリーン
「俺も何かが足りないとずっと思ってたんだ。」
ブルー
「本当にいい子なんだ。どうだろう?」
ピクミン
「あたし女には興味無いから別にあんた達が入れたいなら入れてもいいわよ。」
ブルー
「よし、じゃあ今連絡してみるから。」
...
ブルー
「うん。どうだろう。隊員として。うん。是非君の力が欲しいんだ。うん。そうか。じゃあまた詳しい条件とか説明するから。それでは。」
グリーン
「OKみたいだな。」
ブルー
「これで俺たちの新しい仲間が増える訳だ。」
ピンク
「仲間で思い出したんだけどさ、今日カレーちゃんいないのね。」
レッド
「え...?」
ひとつも新たに旅立たなかった競歩マンに一つの問題が生じる。前回出動した際についてこれなかったカレーを置き去りにしたまま今日まで存在を忘れていたのだ。リーダーであるレッちょんは怒られる事必死。怯えるレッちょんにピクミンの怒号が飛び交うのだろうか。
次回無敵戦隊競歩マン
『カレーを探して三十里』
お楽しみに。