アメリカ大統領選はまだ先の11月だが、東京都知事選は今度の日曜日だ。どちらの国の候補者も今や選挙活動に余念がない。先日行われたアメリカ大統領候補者の討論会、お互いに相手の悪口を堂々口にしていた。又それぞれの支持者が集まる集会では、それに輪をかけたスピーチに、支持者達は割れんばかりの拍手だ。「無能」「最悪」様々な悪口が飛び交うのが、民主主義大国、アメリカの大統領選なのか?

 

一方この国は何ともお上品な選挙戦だ。お互いの候補者が相手に対し、「頑張ってください。」等と、腹とは真逆な言葉を掛け合う。「つばさの党」の様な悪質な選挙行動はあったが、それは最近の事、これまでの選挙戦では、アメリカの様な個人攻撃はしない。政策に対してとか、行動力に対しての批判が主だ。正々堂々と戦うのがこの国の選挙の様だね。

 

しかしそれは選挙民を前にして・・だろう。選挙事務所では、どのような言葉が飛び交っているのやら?

 

選挙とは相手より、如何に自分の方が勝っているかを競うもの。そういう意味では、アメリカの方が正直な気もするね。ストレートな物言いのアメリカ人、回りくどい言い方で相手を批難する日本人、国民性の違いかね? でも見ている方は、アメリカ大統領選の方が面白い。トランプ氏の様な人物を大統領に選んでしまう国だからね。その点この国は間違っても4人の有力候補者以外が選ばれることはないだろうね。なのでこの国が大きくは変わる事はない。その点アメリカは大統領が変われば全てが変わってしまうのだ。

 

この国は「明治維新」を為した国。幕藩体制から近代国家に生まれ変わった過去を経験している。だが今は「維新」と言う言葉だけが飛び交うだけで、何処に「維新」が有るのか問いたいものだ。小池か蓮舫か? いや小生の興味はトランプかバイデンかの方かな??