今や空き家対策が、何処の自治体も早急な課題になっている様だ。また墓仕舞いをする人も増えていると言う。各申す小生も先日墓仕舞いをした。残念ながら小生の後を引き継いでくれる人がいないのだ。幸い先日亡くなった弟の墓が横浜の霊園に造られたので、全ての遺骨をその合祀墓に改葬することが出来た。今後は弟の子供たちが面倒見てくれる事になる。小生もいずれそこに入ることになるだろう。

 

そして次の終活は家の処分だ。誰もこの家を継いでくれる人はいない。

やはり東松山に魅力は無いらしい。誰も住んでくれないとなれば売るしかない。しかし中々買い手が付かないのも事実。最悪建物を壊し、土地だけにすれば買い手も見つかり易いと言うが、たいした金額にはなりそうもない。だからと言って何もしない訳には行かない。いっそ自治体に無償提供しようかと思って調べたら、よほど魅力的な場所でもない限り、引き取りはしないらしい。タダでもいらないのだ。

 

その昔、家もお墓も未来永劫続くものだと思われていた。「**家先祖代々」が良い例だ。しかし核家族化が進み、親の後を継ぐ形は崩れた。そして後処理だけが残される事になる。家にしろお墓にしろ、その手続きは実に面倒。むしろ持たない方が良い事になる。持ち家より借家の方がその心配はいらない。また一戸建てよりマンションの方が比較的楽だ。壊す手間が無いからね。

 

最近はお墓もマンション型が増えているらしい。こちらも解約だけで面倒な手続きが要らない。またお墓以外の方法で済ます方も増えていると聞く。散骨やら樹木葬などだ。家もお墓も未来永劫では無く、一代限りと思った方が良い。この年になってその事に気づいても、もはや遅かりし由良助・・・。粛々と処分するしか無さそうだ。