沢尻エリカ嬢の公演が終わり、その舞台上で観客に向かい挨拶をしたと言う。

この公演のチケットはソウルドアウトと言うから、その注目度もお判りだろう。

 

そこで小生は問いたい。ファンとは何ぞや。

ウキペディアによると、「熱狂的」と言う意味のファナティックの略だそうだ。特定の人物や事象に対する支持者や愛好者のことを指すそうだが、今でいう「推し」とでも言えば良いのかね?

 

今や絶大な人気者「大谷翔平」を代表とするスポーツ選手やら、元ジャニーズ事務所に所属していたアイドル達も多くのファンを抱えている。彼らのファンは、まさに「熱狂的」に相応しいかな?

 

しかしその対象でもある人物が犯罪を犯した場合、多くのファンたちが離れていくのは常だろう。しかしここで言うファンは、「熱狂的」な部類を指す人々と思っていただきたい。

確かに俳優であれば、その演技力が惜しいので「是非立ち直って貰いたい。」と言う気持ちからか、その後も支えてくれる人々がいるのも事実だ。しかし中には覚せい剤依存の様に、何度も同じ過ちを繰り返す対象者がいるのも事実だろう。名前を挙げればきりがない位、今もファンに支えられ、復帰を目指す人も居る。

 

中には性犯罪に手を染めながらも、その復帰を支持するファンもいる。実に有難い存在だ。

しかしこの様な構造が、実は彼らを甘やかしている事にならないだろうか?

特に芸能界にはそれが多い。何をしても許されるとは思っていないだろうが、一般社会に比べその壁は意外と低い。だがファンは、どの程度その人物について理解しているか、これは甚だ疑問だ。多分親兄弟の様にはいかないだろう。そう考えると、単にファンだからと言うだけで、その復帰の手助けをするのは如何なものだろうか? 

 

沢尻エリカ嬢がどうこう言う話では無いが、いわゆるファンと呼ばれる多くの人々も、少しは厳しい目で対象者を観る事も必要ではないのか? 彼等に何度も同じ罪を繰り返させない為にもね。