政治資金規正法の改正が出始めている。何しろこの法律は如何にもザル法だと言われている。多くの専門家がこぞって言っているのだから確かだろう。こんな法律を造っているのがそもそもその国会議員なのだから、抜け穴だらけの法律なのはある意味当然だ。

 

日大アメフト事件、ジャーニーズ事務所セクハラ問題等、有名になったのが第三者委員会と言うものだ。これは当然の事だろう。自身を裁くのに、自身が係わっていては良い結果が出るはずもない。ここは利害関係の無い者たちによって行うのがベストだろう。なのに国会議員の資金作りの為の法律を、利害関係大ありの国会議員達が造る?

こんな理不尽な事が行なわれているのだ。

 

国会は採決する場であって、法律案はそれぞれ各委員会で作られている。

税法とて、自民党内にある自民税調の素案が最終的に通るのが今の実情だ。ならばこの政治資金改正法も、利害関係のない第三者委員会が素案を造るべきではないのか?

 

しかし実態は各党の議員が集まってその素案を造る。これでは出来るものがザル法であって当然だ。与野党ともに、政治資金は多い方が良いに決まっているからね?

しかも領収書はいらないとか、帳簿に記載し、又は訂正すれば良いとか、民間と比べ余りに甘い。使われている金が我々の納めている税金なのだからもっと慎重に使って当たり前の話だろう。だがこの構造が変わらない限り、国会議員のいい加減さは「永遠に不滅」だろうね。