今の子どもたちの学習について、
従来と異なって顕著なのは、
テストで高得点を取っていても、たいしてその中身を理解していないこと。
これは10年以上前とは大きく異なること。
このことは、理解、思考、読解、
特に、「概念の理解」「全体像の構築」に課題(難)がある。
原因もはっきりしている。
そのうちの一つは、
学校で出される課題宿題をひたすらやるだけ、になっていること。
授業での内容理解がかなり疎かになっている。
塾も同様。
無理やり通わされて授業を受けさせられ、ただ問題をやらされるだけ。
内容理解、概念の理解の前に、点数を追うことを強要されるので、学校以上にたちが悪い。
学びというのはそもそもそういうものじゃない。
点数をとってナンボ、でもなければ、偏差値を上げてナンボ、でもない。
そういう指導しかできない場所ばかりになったことが、
子どもたちを学びの本質から遠ざけている。
そうして、結局、蓋を開けてみると、
中身なんざ、何もわかっちゃいない、ということになっている。
悲しいことに、点数だけでてしまう子もいる。
(処理能力、反射神経という言い方をするが、そういうものに個人差があるため、暗記能力も含め、結局のところ点数が取れてしまう子がいるのだ)
これが現在のリアル。
10年以上前とは、大きく異なることでもある。
ただただ、危機、なのである。
(それでいつも書いている通り、できるだけ早く、うちに来てね、と。他に手がないのだ)
(おわり)
近道だと思っている学びは、本当は学びから遠ざかる道でしかありません。
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