今教育現場で起きていることは、

大人(この場合は先生)が不条理すぎて、子どもたちはそれを受け入れられないということだ。

この点で、どんな授業コンテンツも、指導内容も、もはやそもそも問題がそこじゃないので、意味をなさない。

研究授業も研修も教材研究も、それはそれで結構だが、最も重要な項目ではない。


子どもたちから見た大人の不条理さは、時代感覚のズレ、社会感覚ずれから起こる。

だから、大人(先生)がこれに対処しようとするなら、
そんじょそこらの簡単な努力や心構えでは、通用しない。


ましてや、かつての社会の下で正しかった指導なんかを、力技でやり抜こうなんてしてしまえば、ますます状況は悪化する。


子どもたちはそうして、不条理さを感じ続けるのだ。


このことは、
単にその場その場の心情が悪いということにとどまらない。

もっと厄介なことが起きているのだ。



大人の側の不条理すぎる指導は、子どもの側からの信頼とリスペクトを失わせる。

何がまずいかというと、「本来、学ぶべきことが学べなくなる」ことだ。

考えてみて欲しい。

子どもたちは毎日、先生の不条理さに押し潰されている。

あまりにこの状態が続くと、「こんな大人の言うことなんて信頼できない」と拒絶し始める。

そうなってしまうと、たとえ、先生がときに「正しいこと」を言ったとしても、もはやそれも受け入れられない、という状況になる。

子どもの側が全てを拒絶するような状態だから、
「正しいこと、適切なこと」であったとしても、
「この大人のいうことは間違っている、受け入れない」となってしまうのだ。

「本来、学べきことも学べなくなる」の意味がわかるだろうか。

これらの話は、リアルの現場にいて、僕が実際に数多く目にしてきたことそのものだ。本当に、数多く。


ある部分、ある行為、ある瞬間には、先生が真っ当なこと、正しいことを言っていても、
拒絶状態に陥っている子たちは、全て「あいつは間違っている」となってしまうのである。


あまりの不条理さで日々が満ちていることが、いかにまずいことかわかるだろうか。





この話を聞けば、今大人がすべきことが何なのか、わかるだろうか。

今教育現場ですべきことは何なのか、わかるだろうか。


(もう手遅れのところに来ているとは思うのだが、一応、一縷の望みがあると思っておこう)



授業スキルも学級運営のスキルも教材研究も、
それではこの問題が解決しないことがわかるはずだ。


教育現場の問題の本質は、この、不条理さにあるのだ。



(おわり)FB投稿より


拙著

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(FB投稿より)

9/11、授業を終了。

小中高校生のみなさん、おつかれさまでした。
テストの近いみなさんはがんばって。


それと、今日の小学論理の授業は思考実験でした。
対話とそこにある思考から様々なものが見えてきます。
こちらも、まだまだ今年のメンバーの実力アップ、ベースアップが必要です。一歩ずつがんばっていきましょう。


仕方ないと言えるのは、小中、ほぼ例外なく、ここに来るまでは、学びの姿勢を養えていないことです。
だからここに来てくれたら、その時が小学一年生の始まり。何年生であれ、そこからが学びの始まりです。




さて。

改めて、

学びが失われてしまった今を考えます。

どこへ行っても学びの姿勢を学べる場所はなく、学びという動作を知ることができない。

ああすればこうなる、これを習えば必ずこういうことが学べる、シラバスに従えば予定通り学べる、というような、本質的な学びとは似ても似つかない、“フェイクまなび”と呼びたくなるような、フリや思い込みで溢れています。

本質的な学びは、予定調和的には発動せず、規定されたレールやシラバスによって、思いの通りに手に入るものではありません。
学び手自身ですら、今から何が学べるかわからないのです。

未規定で、何か得体の知れないものとの出会い、そこにある偶有性。本質的な学びとはそういう、なんともよくわからないところにあるのです。

その意味で、公教育だからと言っても、すでに多くの公教育より現場は、学びの場とは程遠いものに成り変わっているのです。

学びの場が失われていることを残念に思います。



ちょっと前の論理の授業 


(おわり)


まなラボスクール(小中高)







おすすめ本









仕組みへのアプローチを。

 

単発、目先の対処療法的支援を続けても、これらには限界があります。

 

特にそれが、税金や補助金など、経済的支援がない、ボランティア的なものであれば、尚更でしょう。

 

 

僕らチームがただ、個人のボラティア的支援に留まり、

「お金も続かないし、やーめた」となったら終わってしまうような支援なのだとしたら、

社会では、共同体では、この地域では、今後誰も救われなくなるだけです。

 

 

全国でも先駆者的なスキルやノウハウがあるにもかかわらず、

 

「適切に公的機関(行政)が関わらず」、

 

「適切に税金が投入されない」ことで、

 

それらは台無しになってしまうでしょう。

 

 

だからこそ、仕組みへのアプローチを進める必要がある。

そう感じています。

 

僕と小松コーチがアドバイザーとして関わり、場作りを進めることができれば、多くの現場で、劇的な改善がなされるでしょう。

 

 

そのためには一定の権限と予算がつくことが大前提です。

 

 

せっかくのここまで蓄積してきた知識やノウハウを、

しっかり生かせるまち・ひとであって欲しいと願っています。

 

 

(おわり)

FB投稿より

 

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その1

 

今後は、行政や仕組みのところによりアプローチしていかなければならないと思っています。

すでにそれだけのノウハウが蓄積されています。

 

社会問題の最中にいる、いわゆる弱い立場の人たちに対して、

単発で、かつ、その場その場での対応をしているのでは、

それは対処療法に過ぎないことになるでしょう。

 

そうではなく、仕組みそのものに、それを直接動かせる方々のご協力のもと、アプローチしなければ、これ以上の進展も、もうないでしょう。

 

我々チームがそういうフェーズに来ていると思います。

 

適切な立場で、権限と持って、実践していく必要があります。

 

 

そこに必要な思考とノウハウを、僕らはしっかり社会に良い形で還元しなければなりません。

 

 

やれる人がそう簡単にいない領域なだけに、やらなければならない。

 

 

仕組みにアプローチを。

 

 

(おわり)

FB投稿より

 

 

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9月の茶話会のご案内です。

 

前回は、TV取材もあり、茶話会の様子や小松コーチのインタビューなどがニュース放送されました。

(KRY山口放送)

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2024.9.27 「不登校茶話会 (無料)」
@山口県周南市

 

不登校のお子さんに、何をしたらいいのか?支援情報の交換や解決方法など、​自由に話し合う会です。

不登校や発達障害に関わる教育関係者や専門家も参加します。

一人で悩みを抱えず、たまにはゆっくりと吐き出してみませんか?

 

 

「こんな方におすすめ」
・子どもが月に​3日以上の欠席をしている
・不登校の相談先がわからない
・このままだと進路が不安だ


「嬉しい2つの特徴」
1・少人数制、じっくり聞いて話せます。
2・不登校業界の知識を持った専門家によるアドバイスが受けられます。

 

 

日時 : 2024年9月27日(金)13:30-14:30
場所:周南市シビック交流センター 交流室3
   @山口県周南市

参加費:無料 
※定員10名程度

 

 

 

☆教育関係および専門家 参加者(予定)
小松範之(フリースクール運営・不登校専門コーチング・通信制高校運営)
本田篤嗣(コーチング・学習指導・通信制高校運営)
坪郷浩一(工学博士・企業技術顧問・坪郷計算工学研究所)

 

​黒葛原健太朗先生(周南こども発達相談センター)

 

 


☆要申し込み。事前にメールフォームにてお申し込みをお願いします。
こちら

 

 

 

☆ご相談の場となっていますので、個人情報の保護を厳守しています。
営業・宣伝目的でのご参加はお断りしています。

 

 

【主催】
NPO法人まなびデザインラボ​
フリースクールまなポート(小松)  0834-33-9314
​(電話は出られないことが多いためお申し込みはメールフォームにてお願いします)


【お申し込み・お問い合わせ方法】
まなポートホームページの「メールフォーム」より「茶話会参加希望」の旨をご記入の上、送信してください。

 

 

 

 

【申し込み締め切り】
9/23(月)17時まで

 

 

特設ホームページ

 

 

 

 

(おわり)

 

 

 

フリースクール まなポート

 

 

 

NPOまなびデザインラボ

講演会や研修など業務依頼はこちらのホームページよりお受けしております。

 

 

 

 

不登校対象 無料学習塾 「ひるまの寺子屋」