12月28日。 カレンダーも最後の一枚となり、 街も年末特有の慌ただしさに包まれていますね。
学校の先生という仕事は、常に「先」を見据える仕事です。
3学期のカリキュラム、来年度の人事、卒業式の段取り……。
職業柄でしょうか。
この時期になると、手帳を開いて 「来年の目標」や「やりたいことリスト」を書き出したくなる先生も多いかもしれません。
前向きであることは、素晴らしいことです。
でも、ちょっとだけ待ってください。
新しい目標を立てるその前に、 どうしてもやっておいてほしいことが、一つだけあるんです。
それは、 「今の自分を、空っぽにすること」 です。
禅の言葉に、こんな教えがあります。
「満杯の茶碗に、新しいお茶は注げない」
一年間、全力で走り抜けてきた皆さんの心という茶碗は今、
経験、知識、喜び、そして疲れや澱(おり)で、
なみなみと満たされている状態です。
その状態で、無理やり「来年の目標(新しいお茶)」を注ごうとしても、
溢れ出してしまうか、味が混ざって濁ってしまうだけです。
だから、この数日間だけは、 何かを「足す」のではなく、
徹底的に「引く」時間を過ごしてみてほしいのです。
スマホからの情報を遮断してみる。
誰かのためではなく、自分のためだけに時間を使う。
今年あった出来事を、良し悪しの判断をせずに、ただ「あったなぁ」と眺めて流していく。
そうやって、心の中に「空白」を作ること。
良い音を奏でる楽器には、必ず空洞があるように、
良い教育をする先生の心にも、豊かな空洞(ゆとり)が必要です。
もし、一人で空白を作るのが難しければ、 「読書」という古典的な方法に頼るのも手です。
ビジネス書や実用書ではなく、 正解のないエッセイや、遠い世界に連れて行ってくれる物語。
それらは、あなたの心に何かを詰め込むのではなく、 凝り固まった心をほぐして、隙間を作ってくれるはずです。
来年のことは、年が明けてから考えれば十分間に合います。
今はただ、今年一年を生き抜いたご自身を労い、 空っぽになる贅沢を味わってください。
良い空白が良い音(言葉)を生み出します。
どうぞ、静かで豊かな年末をお過ごしください。
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この冬、コタツでぬくぬくと「空っぽ」になる時間を楽しんでもらえたら嬉しいです。
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(おわり)
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