music art 作品「the story of kirin」解説その6

 

トラック2「Forest」
https://soundcloud.com/masterhonda/forest

 

 

その名の通り森である。

 


キリンは森という、此処と彼処をつなぐ通り道を歩く。現実と非現実。

物理空間と情報空間。

過去と未来。

森はその対比的な存在をつなぐ、あいだ、的な場所である。


たとえば、トトロの森で妹のメイがトトロに出会うまでの迷い道。


すでに私たちはこの通り道において、自分という存在が揺らいでいることに気づく。

 

 

制作技術的には、いくつものシンセサイザーの音を重ねて、

森の持つ深さや厚み、空間性を表現している。

 

 

また、作品の中でも特に印象深い、特有の「ノイズ音」、「何かが転がるような錆びついた音」も、

現実と非現実の曖昧さ、さらには過去と現在の時間性を表現することに一役買っている。

 

 

曲中、途切れず長く持続する音色(シンセ)は、アンビエント音楽の代表的な音色である。
アンビエントの技法的には、ドローンと呼ばれる音色やPadと呼ばれたりするものが使われることが多い。

 

 

そして、キリンは薄暗く妖しげな森をひとり抜けてゆく。

 


 

この曲は動画も用意してある。

https://youtu.be/m87Vcdps6Xs

動画については、一部曲のみ製作をした。

 

 

 

 

付け加えておく。


本作品のライブの際は、この曲をバックに、文章の朗読を作者自身が行っている。

(他曲時も複数文章を朗読した)

 

 

(つづく)

 

なお、当該作品は現在、sound cloudにて無料で試聴可能としてある。

Master Honda "the story of Kirin"(kirin ga hoshi o miageta yoru)

https://soundcloud.com/masterhonda/sets/master-honda-the-story-of

 

 

Story of "Kirin"