music art 作品「the story of kirin」解説その2
まずはトラック全体のタイトルを挙げておく
「キリンが星を見上げた夜」(日本語タイトル)
1. fan room
2. forest
3. キリンが星を見上げた夜
4. YAI-YA
5. All right
6. moonⅠ
7. Boom
8. crazy for you
9. seashore
10. Drops
11. moon Ⅱ
12. music,music
13. be there
14. 船はそうどこまでもゆく
15. true river
16. Moon light on the street
これらの基本構成は、アンビエント楽曲群である。
また、この中に複数の歌入り楽曲が存在する。歌を入れたのは、3,5,8,10,14,16の各トラック。
ただしこれらはあくまでもアンビエントという位置付けの中のボーカル入りトラックである。
(二つ目のアート作品「Industrial city」にはボーカルトラックは一切ない)
ここから、主体となる「キリン」について、そして、各トラックについて解説をしていくこととするのだか、その前に一点。
作者(僕ね。)はこれら楽曲群に対して、アートとしての位置付けをもたらすために、「アート的文脈をどのようにもたらすのか?」という問いに迫られた。
たしかに、音を空間の中で表現する「アンビエント」というスタイル(ジャンル)は、表現としてはアート的であると言って良いだろう。しかし、これだけでは足りない。音楽、曲、の域を出ないと感じていたからだ。
そのためにとった手法の一つは、オマージュであり、過去の作品へのリスペクトである。
もともと作者は制作開始時点で、アレンジャーや作曲家としての立ち位置、つまりステージングをするプレイヤーではないスタンスをとっていたため、オマージュという形をとることは、ごく自然の流れであったといってよい。
「オマージュ、そして過去作品(とその作者)へのリスペクトを持つ、という形で、音楽的文脈を与える」これがこれらの楽曲群をアートへと位置付ける試みとなった。
音楽的、音楽史的文脈を持つことで、音はアートし得るのか?
もちろんこれは、聴き手である「あなた」への問いかけでもある。そのような問いを頭の片隅において、ぜひこの作品を鑑賞していただきたい。
それでは、早速、次の記事で「キリン」について言及していくこととしよう。
(続く)
なお、当該作品は、現在「Sound cloud」にて無料で視聴可能としてある。
https://soundcloud.com/masterhonda/sets/master-honda-the-story-of