【あらすじ】

ジヒョンの実家にやってきたイス。カン・ジュンマンの第一印象は「かなりのイケメン」。出迎えた殺気だったジュンマンに怯んでいると、ジヒョンがイスのことを自分の夫だと紹介します。さらに挨拶するよう促されますが、イスが「お義父さん」と呼ぶとジュンマンは激怒し、暴れ出しました。その様子を見てイスは逃げだそうとしますが、ジヒョンに引き止められます。嫁でなく男を連れてきたことが気に入らないジュンマンに、イスは人生で初めてと言うくらい侮辱されます。

ジヒョンがジュンマンを挑発するには絶対に理由があるはずだと感じたイスは、そしてそれが一番効果的な方法なんだろうと考えました。そこで、笑顔を作り、家事が得意だから自分のことは嫁だと思ってください、と挨拶するのでした。

ゲイ差別や嫁いびりを受けつつも、ジュンマンの胃袋を掴むことができたイス。このまま頑張れば家族として暮らせる日がくると希望を持っていました。ジヒョンがジュンマンのことで苦労させるから家を出ようと提案することもありましたが、イスは断りました。代わりに海外旅行に行こうと予定を立てますが、直前にジヒョンの母の法事を行うというジュンマンの発言で取りやめに。怒るジヒョンをなだめ、自分が準備をするというイス。嫁として完璧にしてやる!という意気込みでした。しかし、初めてなりに頑張って用意した料理をジヒョンにめちゃくちゃにされてしまいます。それ以後、ジヒョンとの肉体関係はどんどんなくなっていきました。


物語最初の女性を婚約者だと連れてきたジヒョンを追い出した後のシーンに戻ります。仕事をやめ、友人や両親にも会えないまま財閥家の嫁としての務めを果たすべく頑張ってきたイス。キャリアと人間関係を捧げた結果に呆然としてしまいます。そんなイスは、ジュンマンからジヒョンがこうなったのはイスのせいだから代わりになれ、と言われます。


【感想】

イスはジュンマンの見た目が完全に好みだったんですね。ただ、その後は容姿のことが一切出てこないくらい振り回されていましたね。

ジヒョンのことを考えて、自分の感情を抑えて振る舞うイスの健気さに泣けてきますえーんギャーギャー騒いでも

引かずに「お義父さん」、と接してくるイスに対して、ジュンマンも秘書たちも面食らってるのが面白いです。こんなふうに関わってくる人がいなかったんでしょうね。

ジュンマンも今(最新話61話)よりシャープで、服装がジジくさい笑イスが服を選んでくれるようになったからかわったのかな。

ジヒョンは、もともとイスとジュンマンと仲良く暮らそうというつもりではなかったのだろうな、と思います。のちのち、合法的に始末する、とジヒョンが発言するのですが、高血圧のジュンマンを興奮させて死を招く、ということだったりするのでしょうか。

頑張るイスに感謝するでもなく、ジュンマンとイスの関係が穏やかになっていく様子をジヒョンは不満げに見ています。自分の思い描いた結果と違うことに不満なのか、嫉妬しているのか。それが、法事料理をひっくり返すあたりのジヒョンの行動の理由なんでしょうか。ジュンマンに従うイスが気に入らないのか、自分を優先してほしかったのか。どちらにしても、イスの気持ちを考えていなさすぎます。「愛を貫いてやる!」というイスとは、違う気持ちだったんじゃないかな。でなければ、こんな健気なイスを放置して、新たに女性を連れてきたりしないでしょう。何かある目的のために、次の行動にでたのでしょう。何にしても、報われなさ加減が酷くてショックを受けているイスが痛々しいです。

ジュンマンはパパフィルターがかかってるので、イスが息子をあんな風にした、と言っています。つまり、元々はあんな子じゃない、と。責任転嫁がひどい。やっぱりジヒョンのこと、嫌ってないですよね。