作家名:鯛野ニッケ
出版社:ソルマーレ編集部
雑誌:Ficus
【表紙】
漫画を描いてる葉に覆いかぶさるように、首筋に瀬ヶ崎がキスしています。
【あらすじ】
葉が余ったワインの消費を相談すると、瀬ヶ崎が食事を作ってくれることに。瀬ヶ崎が何でもできる人間だということをしみじみ感じて落ち込む葉。
美味しくご飯をいただいたあとは、瀬ヶ崎の提案で映画鑑賞。酔った瀬ヶ崎が「何すりゃお前が喜ぶんだか全然わかんねー…」と落ち込んだ姿を見て、やっと葉は、瀬ヶ崎の行動が自分を喜ばせるためだったのだと気づきます。口下手ながらも「美味しかった」、「また食べたい」と伝えると、瀬ヶ崎が甘えてくるのでした。
【感想】
『体感予報』の後日談ですね。ずっと二人の雰囲気が甘いです。
葉は、自分の作った美味しくないご飯を毎日食べる瀬ヶ崎を疑問に思っていますが、瀬ヶ崎は自分の帰宅時のお出迎えを葉に要求するくらいなので、葉が自分のために行動してくれることが嬉しいのでしょう。結果ではなく行動を求めている。だから、自分が葉のためにと色々やってみても反応が乏しいとあんなに落ち込んでしまうんですね。葉が気持ちを伝えた後のご機嫌っぷりがすごい。酔ってるせいもありますが、食べ物相手にさえあの独占欲が発揮されています
すごく短いお話なのですが、キュン死注意報を出します