こんにちは。
本日もお読み頂きありがとうございます。
ラスボス…
それは自分のお母さん。
お母さんとの間で創った強固な思い込み。
それが自分の根っこになります。
お母さんが幸せそうじゃない
不機嫌、辛そう、可哀想、苦しそう
子どもはお母さんをよ〜く見ている。
お母さんの心の中に欠乏感があれば、
それは子どもへそのまま伝達し、
子どもは欠乏感を持ったまま大人になり、
絶対お母さんみたくなりたくない！って
頭では思っていたはずなのに…
でも潜在意識はそうはいかない。
お母さんの人生をなぞるような生き方をする。
苦労してそうなお母さんなら、
私も苦労しないと。
幸せそうじゃないお母さんなら、
私も幸せになってはいけない。
お母さんが我慢してそうなら、
私も我慢しなくてはならない。
それだけお母さんは子どもの心のベースに
なっています。
お母さんの不安定さは幼い頃の子どもに
とっては自分の不安定さに繋がる。
自分がなくなってしまう恐怖。
その恐怖を感じたくないがために、
罪悪感でピタっと蓋を閉じる。
私に何かがない、できない。
私が悪いんだ…。
モニターカウンセリングを受けてくださった
Nさん。
お母さんとの関係にモヤモヤされるのが
お悩みでした。
お父さんとお母さんは宗教をなさっていて
お仏壇のことでお父さんがお母さんを
強く叱っている場面が出てきました。
その場にいた幼い頃のNさん、
緊急事態のように感じて何も言えなかった。
『何もできなかった…』
お母さんの悲しそうな顔。
ずっと無意識下で何もできなかった自分を
責めていると感じました。
何もできなかったと感じているということは
何かしないとを先に感じているのです。
お母さんの感情に責任を持ち過ぎている
のです。
幼い子どもにはお母さんが全てなのです。
お母さんが少しでも
笑うんじゃないか、
喜ぶんじゃないか、
助かるんじゃないか、
お母さんのご機嫌や顔色を無意識で伺う。
その思い癖が
今の家族との間でも同じようにする。
Nさんも、
旦那さんの機嫌が悪くなるのが怖いと
仰っていました。
他者の機嫌が気になるということは、
他者との境界線が薄い証拠です。
そして、
それがお母さんとの境界線でもあります。
だから、
誰から（お母さんから）どう思われるか？
を気にし過ぎて自分の心が置き去りになる。
自分の心が置き去りになるということは、
自分の言いたいこと、したいことが、
全て後回しになります。
いつの間にかお母さんの枠の中で
無意識下のうちに生きているのです。
Nさん、
お母さんへの不信感で一杯でした。
信じられない、信頼できない、
裏切られるのではないか。
お母さんとの心の距離が遠いのです。
お母さんへの怒りを抑圧している。
例えば、
隣りの家のおばさんに怒りを出して！って
言われても、
「え？隣りのおばさんに怒りを出すって
変に思われるんじゃ？
そんな事していいの？
いや、だって他人ですよね」
ってくらいにお母さんと心の距離、
愛着関係が構築できていないのです。
怒りを出せるって、
人にとって必要でとても大切な感情なのです。
自分の中を立ち上がらせる。
自分を守る意識。
そうしていくことで
いざ！という時に立ち上がれる自分を
構築してき、自分の中に軸ができてくる。
Nさんへはとにかく、
コテンパンにお母さんへ怒りを出しましょう！
とお願いをして1回目のカウンセリングを
終えました。
次回へ続きます。
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