こんにちは。
本日もお読み頂きありがとうございます。
息子のODが始まり、依存症外来や家族会
その他の機関へ行っていた時に、
どこへ行っても聞かれたことは
「夫婦関係は良好ですか？」でした。
初めは、何で聞くのだろう？
息子のことで来ているのに、
なぜ？夫婦関係が関係あるのか?って。
当時、私達夫婦は『普通です』と答えて
いましたが、『普通』って便利な言葉ですね
今、考えるとその普通ってどこの誰の基準
だったのだろうねって話しです。
一見、そんなに喧嘩や揉め事はなく、
自分から普通に見えていても、
決して普通だったとは今は感じません。
私の両親はなかなかの激しい喧嘩でしたので
過去の夫との関係が、
〝そんなになってる訳じゃないし〟
〝子どもの前で言い争いを
している訳じゃないし〟
ある意味、フツーがわからなかった、
知らなかったのです。
『夫婦ってこんなもんだろう』
って、無意識下で幸せになるのを
逃げていたんですね。
本当に触れたくない、感じたら死んでしまう
と思い込んでいる、
自分のネガティブな所に固く蓋を閉めて、
見てみないふり〜をしていたのです。
大人な自分（顕在意識）はそれでいいって
感じているのかもしれないですが、
〝そんなんでたまるかっ！
ボケ〜〜〜〜〜っ！〟
っていう人が実は一人いるんですよ。
それは幼かった頃の自分。
その子に全部背負わせているのです。
本当は皆んな幸せになるために生まれて
きているのに、
幼い自分に嫌な役回りを押し付けて
大人の自分は『そんなもんだろう』
ってことにしている。
ココニイルヨ、キヅイテヨ
って幼い自分は、
ずーっと潜在意識からのメッセージを
大人の自分へくれているんです。
不快な出来事がないと、
気づいてもらえないから。
その子からのメッセージをド無視していて、
『こんなもんだろう』と見逃していたら、
そのメッセージはどんどん大きくなる。
場所を変えても、人を変えても、
現実が変わらないのであれば、
その子のメッセージを無視して自分を
否定して押さえつけているから。
自分のことを否定しているから、
当たり前のように夫のことも否定する。
帰宅恐怖症の夫が増加中！という
ネットニュースを読んだのですが、
帰宅前にネットカフェに行ったり、
一杯飲んでから帰る夫が増えているそうです。
うちの夫も以前はその一人でした。
知りませんでしたけどね。
夫婦関係が回復して、お互いのことをよく
話すようになってから聞きました。
「帰るのが怖かった」
玄関の前で深呼吸をしてから入っていた。
で、帰って来たら案の定、私の機嫌が悪い。
〝空気感は北極のようだった〟
と言っておりました。
アザラシもビックリだよ…
そんな夫婦関係で子どもに問題と感じること
が起きない訳ないのですよ。
だから、行く機関、行く機関で
『夫婦関係は？』と聞かれていたのです。
自分も両親の関係を見て不安定だったにも
関わらず、同じことをしていたのです。
子どもにとってお母さんが不安定なのは
どれだけ怖いことなのか。
何をしたか、何を言ったかなんていうのは
関係なく、
お母さんが自身のことを否定していたら、
当たり前のようにお父さんのことも否定する、
子どもはお父さんとお母さんの子どもだから
いくらお母さんが子どもへ愛を注いでいても
それは、ストレートには子どもへは届かない。
自分のことを否定して、自分のことを
愛していない人は愛が出せないのです。
自分の中にあるものしか他者には出せない。
自分の中に否定の意識があれば、
いくら愛を注いでいても、
子どもや夫が受け取るのは否定の意識を
受け取るのです。
それで躍起になり、子どもに無理に愛を
注ごうとしていても余計にお互いが枯渇して
いく。
自分との距離が夫や子どもとの距離です。
夫や子どもへ愛を出したいのならば、
先に自分を愛すること。
とても大切です。
そして、
子どもの前に夫婦関係、
一緒にいるいないは置いておいて、
お父さんとお母さんが
お互いを尊重しあえている関係が
どれだけ子どもの安心を育むのか、
それが子どもの礎となって行くのだと
感じます。
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